三条と粟田口、計18振の兄ですが何か？【刀剣乱舞・男主】

肆拾振目 ページ43

童子切side

一期「それで、最後に水と草を入れ替えて終わりです」

童子切「…うん、了解」

つい先程この本丸に来て早速、馬当番を任された。
もう一振りは一期一振だけれど、少し避けられてるような気がする。
…今のは駄洒落じゃない。

やっぱり、気にしてるのかな…


俺…童子切安綱は、自分で言うのもあれだけど、平安の名刀の一振り。

いろんな武将が主になってたけど、一人だけ俺を手元に置きたがらなかった人がいて

それが豊臣秀吉。
そして彼の愛刀が一期一振。

童子切「一期一振さん、終わったよ」

一期「一期、でいいですよ」

童子切「…わかった。あのさ…」

なんですか？
と微笑む一期の目には、戸惑いの色が見えた。

俺は一期に妬んでるだとか恨んでるだとか、そういう感情は持ってないんだけど

…思ってるだけじゃ伝わらないからね。

童子切「…秀吉公のこと…俺は気にしてないよ」

一期「！
いえ…ですが…」

童子切「童子切の名前だって、天下五剣の称号だって…所詮人間が決めたものなんだから
そんなに俺に気を遣わないで…？」

ただの爺さんだと思って接してくれていいから

そう付け加えた。

一期「本当ですか…？」

童子切「…嘘をついても、何も得しないよ」

俺がそう言うと、一期は少し困ったように笑った。
その目は綺麗に澄んでいる。

良かった…

一期「本当は主に貴方の名前を聞いた時から、ずっと考えてしまっていて…
恨まれていたらどうしようかとか。

でも心配無かったようですな！」

これからよろしくお願いします

そう差し出された手を握り

こちらこそ、と返事した。

一期「では内番も終わったことですしそろそろ昼餉の時間ですから、皆さんのところへ行きましょうか」

童子切「うん」

昼餉…楽しみ…！

＊＊＊

薬研「次は俺っちのラジオだぜ、大将！

コメントするなら今のうち！
待ってるぜ。

ゲストに誰を呼んできて欲しいとか、あったら呼んでくるからな。
無かったら俺っちが適当に連れてくる。

それじゃ、次の更新待っててくれよな」

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