三条と粟田口、計18振の兄ですが何か？【刀剣乱舞・男主】

弐拾九振目 ページ31

店員(正体→？？？)side

先輩店員「いらっしゃいm…」

どうもこんにちは！
私は蓮華(れんげ)。
この甘味処のただのアルバイト店員…

と言うのは表向きで、実は政府の者やってます。

この甘味処は近くの本丸の刀剣や審神者がよく来るので、
その刀剣や審神者の様子を見て、ブラック本丸や乗っ取りをいち早く見つける為に働かされてます。

…まぁまだ一週間しか働いてないんですけどね！

先輩店員「なんかイケメン集団来た！ごめん蓮華ちゃん、私恥ずかしくて行けないから代わりに行って！」

確かにさっきから外から黄色い声が聞こえるな…

見ればわかるから！
と先輩に団子の乗ったお盆を持たされ、さらに背中をぐいと押された。

刀剣男士かな？
大人しくお盆を持って席に向かう。

物吉「外出って楽しいですね！」

えへへ〜、と可愛らしく笑う男の子。

もしかしなくてもあれは…

蓮華「物吉貞宗くん…」

わー！本人見たの初めてだ！

明石「ん？今誰かあんたの名前呼んだんとちゃいます？」

物吉「え、本当ですか？
誰だろう…」

三日月「おぉ、この煎茶は美味い！
Aもそう思わないか？」

何コレ何この面子！
手に入りにくい子ばっかりだ…

はっと我に返り、団子を持って行く。

蓮華「お、お待たせ致しましt((うっ！」

…はい、派手に転びました！
みんな呆然としてるよもう…。

恥ずかしさのあまりしばらく動けないでいると、目の前に白い手が差し出された。

その人の手を借りる。

貴方「…君、起きれるか？」

蓮華「あーはい！すみません！」

貴方「はっはっは…気にするな」

お礼を言おうと思ってその人の方を向くと

蓮華「…」

貴方「？」

蓮華「十六夜A…」

貴方「ああ。そうだが…」

歴史修正主義者の討伐の大きな戦力になるけど、リスクも大きい

政府でもそんな感じに噂されている刀剣男士、十六夜A。

蓮華「あ…ありがとうございます！」

ここで働いてて良かった！

ふと目に入ったのは、地面に落ちてしまった団子。

蓮華「申し訳ありません！
今すぐ新しいものを持って来るので…」

貴方「その必要はないな」

三日月「何分にも今は時間がないからなぁ」

物吉「貴女、政府の方でしょう？」

明石「ほな頼んます〜」

そう言って
”一之瀬の本丸まで、団子四本”
と書いてあるメモを置いてさっさと店を出て行ってしまった。

蓮華「なんか色々とわけわかんない…！」

転んだ時に身分証明書を落としたのに気づくのは、また少し後の話。

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