拾壱振目 ページ13
新しい審神者…一之瀬結人を本丸の中へ通す。
名前も本当で間違い無さそうだし、神社の息子ってのもその通りみたいだな。
みんなが待っている部屋までの廊下にこびりついている血を見てかなり焦っているようだが…まあ後で話すから今は説明はいらないな。
貴方「お待たせ、皆。新しい審神者連れてきたぞ」
主「よ…よろしくお願いします」
一期「いきなりで申し訳ないのですが、ついこの間までのこの本丸での出来事、聞いていただけますかな」
実は政府の奴が来た時、新しい審神者が来た場合どうするか、俺達で話し合った。
その結果…この本丸であったことを話し、その後の審神者の反応で、迎え入れるか否かを決めようという話に落ち着いたのだ。
主「是非お聞かせ下さい」
一期「実は……」
一期が前の主のことも刀達の現状も、全て話し終わると一之瀬が唐突に立ち上がった。
主「一之瀬結人。本名だよ。」
三日月「良いのか?俺達全員に本名を教えて…。いつ首を落とされるかもわからんぞ」
主「大丈夫だよ」
三日月「?」
主「戦場で役に立つことはできない。でも、きっと君達の支えになってみせる。僕がこの本丸に来たこと、絶対に後悔させたりしないから!
…僕がもし前の主みたいになったら、すぐに君達の手で止めてほしいんだ。
だから名前、覚えてね?」
先程までの怯えた様子はどこへやら。
堂々と胸を張って、一之瀬は告げた。
俺達が呆気にとられていると、持参してきたらしい救急箱を手に、質問してきた。
主「よし!まずは誰から手入れすればいいかな?」
小狐丸「ちょっと待って下さい。小狐丸と申します。これからよろしくお願いします、“主様”」
鶴丸「鶴丸国永だ。さっきの言葉には驚かされたぜ。主!」
一期「一期一振です。いくら主と言えど、兄上や弟達に何かありましたら容赦しませんからね?」
あれ……俺も!?←
三日月「三日月宗近。俺も一期同様、何かあったら容赦はしないぞ。…主、よろしく頼む」
貴方「十六夜Aだ。弟が揃ってきたらまた改めて自己紹介するとしよう。よろしくな、主」
各々が一言ずつ挨拶すると、主はとても嬉しそうに笑い、その目にはうっすらと涙さえも浮かんでいた。
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サミ(プロフ) - 新しいさにわ、いい人なんですけど…十六夜くんと刀剣達の絡みが読みたくてきてるので、もうすこし影薄くしてほしいです。 (2016年8月20日 1時) (レス) id: 6fe0904d32 (このIDを非表示/違反報告)
つるもちぃ(・ω・)ノうさ(プロフ) - 是非、十六夜 君を描かせてください!((もう書いてしまった(( (2016年3月20日 20時) (レス) id: 8ec2ed0298 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - コメントありがとうございます!コメ返は続編でさせていただきますね(^-^) (2016年3月19日 20時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
未来華月(プロフ) - 一兄に、「頑張って守って!私の周りにも、私の保護対象下(←)にいる人が2,3人います。お互いに頑張りましょう!」というエールを送ります! (2016年1月17日 15時) (レス) id: bdb1f6db73 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - 檗(ばく)さん» 本当ですか!そう言って頂けると私も嬉しいです^ ^更新頑張りますね! (2016年1月17日 7時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
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