三条と粟田口、計18振の兄ですが何か？【刀剣乱舞・男主】

参拾陸振目 ページ39

乱side

乱「んー…っ！朝だー」

布団の上で伸びをすると、色々と違和感を感じた。

まず、視線。なんか高い。

次に、髪の毛。なんか長い…って

乱「えぇぇぇぇ」

周りのみんなが起きちゃうとか、今の僕にそんなこと気にしてる余裕ない！
ドタドタと洗面所まで走って、鏡を覗き込むと…

乱「やっぱり！成長してる…！」

鏡に映ったのは、背が高くて髪の毛が長い、成長した僕。

状況を整理しようと試みたけど、どうしてこうなったかさっぱりわからない。

薬研「乱、おはよう」

聞き慣れた声に振り返ると、そこには僕と同じように成長した兄弟と、それから…

一期「おはよう、乱…」

鯰尾「見てみて可愛くない？いち兄だよ！」

厚「ずお兄とばみ兄も随分と可愛らしくなってるけど…？」

見ると、ショタ化したずお兄ばみ兄、さらにショタ化したいち兄がいた。

あれ僕のお兄ちゃんこんな可愛かったっけ←

乱「おはよ！てかなんで薬研達そんな落ち着いてんの」

さりげなくいち兄を抱きしめながら問う。

薬研「俺っちはこれを見た瞬間、戸惑いなんて吹き飛んだぜ…」

貴方「おはよう。随分と別嬪になったなぁ…さすが乱だ」

薬研の後ろから出てきたA兄は、いち兄と同じくらいにショタ化していた。やばい。

両手でA兄といち兄を抱きしめながらさらに問う。

乱「なんでこんなことになってんの？」

薬研「それが…」

薬研が口を開きかけたその時、堀川さんがやってきた。
確か今週の近侍は堀川さんだったね！

堀川「あ、みんないた！
実は主が体調崩しちゃって霊力が不安定になってるみたいで、何故か粟田口の刀だけ年齢が逆転してるみたい…
ってAさんちょっと撫でさせて下さい」

乱「そうなんだ…じゃあ主の様子見に行かないと！」

＊＊＊

主「あ”〜みんなおはよう！ごめんね迷惑かけちゃって…」

ん？主、今何か布団の中に隠した…？
ま、気のせいかな〜

乱「全然！気にしないで〜」

薬研「ほい大将、風邪薬だ」

主「ありがとう…
ただの風邪だし明日には良くなると思うから！
Aさん一期さんちょっと撫でさせて」

うつるといけないから部屋出た方が良いよ！
と言われたから部屋出たけど、僕達に風邪ってうつるのかな…？

当然のことだけど、今日の出陣、遠征、演練は中止。
兄弟は内番とか色々あるし、A兄といち兄は鶴丸さん達に誘拐されたし←

暇だったから本丸をぶらぶらしてたら、二振りの太刀を見つけた。

乱「これって…！」

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