参拾肆振目 ページ37
貴方「よっこらせ」
一期「あ…兄上！無理はなさらず」
貴方「はっはっは…大丈夫大丈夫」
立ち上がり、布団をたたむと一期が少し慌てて言った。
やっぱり俺の弟は良い子しかいないな！
開きっぱなしの襖から覗く月を見るに、今は夜の8時あたりだろうか…
なんて事を考えていると、加州と大和守が嬉しそうな様子でやって来た。
加州「Aさんの手入れが終わったって聞いたから、早速知らせに来たよー」
大和守「今まで湯浴みは浴槽にお湯沸かしてたけど、
今夜から温泉に入れるよ！」
加州「しかも露天！やばくない？」
温泉…
そんなものこの本丸にあったかな？
俺が頭上に疑問符を浮かべていると、鶴丸が何かに気づいたようだ。
鶴丸「あ！俺が発掘したやつか！」
貴方「え…鶴丸、温泉発掘したのか？」
鶴丸「昔、俺が落とし穴を掘ってたら温泉が出てきてな。
いやぁ、あの時は驚いたのなんの！」
大和守「でも前任が、俺達が温泉に入れないように結界を張ってね…。
結界の中には審神者しか入れないようになってたんだけど」
一期「前任は私達刀剣を苦しめて楽しむような輩だったものですから、その結界の場所すら私達にはわからないようになっていましたな」
…本当に最低な男だな
燭台切「今となっては懐かしいね」
加州「それでさっき俺と安定と主で本丸裏の掃除してる時にさー…」
＊＊＊
主「あ、清光くん！ゴミ袋こっち持ってきてくれない？」
加州「りょーかーい！…うわっ」
主の方に行こうとすると、見えない壁のようなものに行く手を阻まれた。
大和守「どうしたのブス」
加州「うっさいブス！
なんか壁みたいなのがあって…」
大和守「あ、ほんとだ…！主ー」
主「んー？」
あれ？主は通れてる…
ってことは…
加州「前任が張った結界じゃ…！」
安定もピンときたみたい。
主に温泉のこと、それから結界のことを話す。
主「温泉！そりゃ今すぐ結界解かなきゃね！
…前に石切丸さんに教えてもらったやつが使えるかな」
そう言うと主は目を閉じ何やら呪文みたいな言葉を呟いた。
すると目の前には…
加州/大和守「わあぁ！温泉！」
＊＊＊
加州「ってことがあって、みんなに知らせて廻ってるんだー」
だから…と何か意味あり気な笑みを浮かべる加州と大和守。
すると部屋に、俺の粟田口の弟が満面の笑みで入ってきた。
その中にはもちろん後藤の姿も。
弟一同「A兄、いち兄、一緒にお風呂入ろ！」
貴方/一期「もちろん！」
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サミ(プロフ) - 新しいさにわ、いい人なんですけど…十六夜くんと刀剣達の絡みが読みたくてきてるので、もうすこし影薄くしてほしいです。 (2016年8月20日 1時) (
レス) id: 6fe0904d32 (このIDを非表示/違反報告)
つるもちぃ(・ω・)ノうさ(プロフ) - 是非、十六夜 君を描かせてください！((もう書いてしまった(( (2016年3月20日 20時) (レス) id: 8ec2ed0298 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - コメントありがとうございます！コメ返は続編でさせていただきますね(^-^) (2016年3月19日 20時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
未来華月(プロフ) - 一兄に、｢頑張って守って！私の周りにも、私の保護対象下（←）にいる人が２,３人います。お互いに頑張りましょう！」というエールを送ります！ (2016年1月17日 15時) (レス) id: bdb1f6db73 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - 檗(ばく)さん» 本当ですか！そう言って頂けると私も嬉しいです^ ^更新頑張りますね！ (2016年1月17日 7時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
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