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拾八振目 ページ20

貴方「お?」

台所へ向かう途中の廊下で、鶴丸の鼻メガネが落ちているのを見つけた。

誰かに踏まれて壊れたりしたら可哀想だし、拾っておいてあげよう。

あ!せっかくだ。これで光忠を驚かせてみようか…!

鼻メガネを装着し、台所の戸を開ける。

貴方「みーつーたーだー!」

燭台切「その声はA…ってうわぁぁ!!」

貴方「はっはっは!たまには驚かせる側にまわるのもなかなかに愉快だな!」

燭台切「もーA!やめてよね!」

貴方「すまんすまん…あ、何か手伝うことはあるか?」

燭台切「手伝いに来てくれたの?ありがとう!でも料理は作り終わっちゃったから、配膳をお願いできるかな」

貴方「あいわかった…やはり光忠は料理が上手いなぁ」

台所に並べられた鍋や器の中には色とりどりの料理が。
ひとつひとつがとても美味しそうだ。

その時、勢いよく戸が開いた。

鶴丸「光忠〜俺の鼻メガネ知らないか…って、Aもいるじゃないか!俺の鼻メガネ見てないか?」

…それってあれだよな、今俺が持ってるあの鼻メガネ。

俺は鼻メガネをかけたまま鶴丸の方を振り返った。

鶴丸「わあぁぁ!?…こりゃあ驚きだ!」

貴方「そこの廊下に落ちていたぞ。踏まれないように拾っておいた」

鶴丸「鼻メガネと驚きをありがとう!」

すごく嬉しそうな笑顔で礼を言ってきたので、思わず頭を撫でた。

爺の本能…みたいなものだろうか?

貴方「すまんな、つい」

そう言って笑うと、鶴丸の頬がみるみる赤く染まった。

鶴丸「あ、俺、落とし穴掘る予定あった!また夕飯の席でな」

貴方「ああ。また後で」

鶴丸が台所からいなくなると、また俺と光忠の二人だけ。

燭台切「あー鶴さん照れちゃった」

貴方「あいつ、普段誰かに頭を撫でられるくらいじゃあまり照れないが…」

燭台切「Aは鈍感だからね」

貴方「笑えない冗談を言うなぁ」

燭台切「うーん、じゃあ問題!」

光忠は、「これに正解すれば前言撤回するよ!」と付け足すとどこか楽しそうに話し始めた。

燭台切「実は鶴さんには、もう数百年も好きな人がいます!
でもアピールしてもなかなか気持ちに気づいてもらえません。
さて、その人とは誰でしょう!」

貴方「え……わからん」

燭台切「うん、まぁ知らなくていいと思うよ!(Aのことなんだけど)」


〜〜〜
更新滞ってしまいすみません!

注意書きにも付け足しましたが、多少の腐要素注意です!

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サミ(プロフ) - 新しいさにわ、いい人なんですけど…十六夜くんと刀剣達の絡みが読みたくてきてるので、もうすこし影薄くしてほしいです。 (2016年8月20日 1時) (レス) id: 6fe0904d32 (このIDを非表示/違反報告)
つるもちぃ(・ω・)ノうさ(プロフ) - 是非、十六夜 君を描かせてください!((もう書いてしまった(( (2016年3月20日 20時) (レス) id: 8ec2ed0298 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - コメントありがとうございます!コメ返は続編でさせていただきますね(^-^) (2016年3月19日 20時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
未来華月(プロフ) - 一兄に、「頑張って守って!私の周りにも、私の保護対象下(←)にいる人が2,3人います。お互いに頑張りましょう!」というエールを送ります! (2016年1月17日 15時) (レス) id: bdb1f6db73 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - 檗(ばく)さん» 本当ですか!そう言って頂けると私も嬉しいです^ ^更新頑張りますね! (2016年1月17日 7時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:熊葛 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年9月22日 15時

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