検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:16,331 hit

ページ24




不安な一夜だった。
しかし・・・・・・ 次の日春山は帰ってきた。
ちゃんと約束を守ろうとしてくれた。




「ワガママ言って行っとけば良かったなぁ〜・・・・・・ 初詣 」

ボソッと零れたのは単なる後悔。




顔含め身体中が怪我だらけだった春山を気遣い
今日じゃなくて良いと我慢をした初詣。

怪我が治れば、いつでも行けると思っていたから。




でも春山は、今は居ない。




リハビリは一応順調に進み、難なく腕を挙げられる様になった。
だが指を使う事が上手くいかない。
指に力を入れる感覚が全く無いのだ。




だから前観音のパジャマは着れない。
ボタンを留められないから。




病院内ではいつもTシャツに病院着の下を履いていた。
今も似たようなものでTシャツにパジャマの下と云ったスタイル。




そんなAが、鉛筆を持つなんて不可能で
折角帰って来たのに春山への手紙の返事を書くことが出来ない。




4→←2



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
設定タグ:登坂広臣 , ホットロード   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:翔織 | 作成日時:2016年9月15日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。