９ ページ4
・
「行くぞ〜って!! 」
「行かないっ!! 行きたくないのっ!! 」
踏ん張るAと、鞄を引っ張る龍友。
鞄が壊れてしまうのではないか? 互いに心配する程の力の入れようだ。
踏ん張るのに疲れてしまったAは
肩から掛けていた鞄を龍友が引っ張るタイミングで
肩からスーッと抜いた。
「うぉ〜っと!! 」
急に抜けた鞄はとても軽くて
引っ張る力と共にフラフラ〜ッと後退した龍友は
他人の家のブロック塀に勢い良く背中を付いた。
塀が無ければ尻餅を付いていた所だ。
あっぶねぇなぁ〜･･････。 勢い良く塀に付いた背中には
鈍い痛みが走る。
龍友は呟いた後で大きな溜め息をついた。
深呼吸かと疑うような。
「気まずいのなんて学校行っちまえば気になれねぇのに･･････
ってか、そんなに行きたくねぇの? 」
Aの鞄を小脇に抱えた龍友は
左手で自分の右肩を撫でながらAを見る。
俯くAは無言で首を更に下ろした。
何故行きたくないのか。 理由を問われるも
Aは無言で俯いたまま。
龍友は両手を胸の前に組んで困惑してしまう。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
吉岡翔織(プロフ) - ゆむさん» 自分の復習も兼ねて、ｻｲﾄﾞｽﾄ作らせて頂きました☆ もう少し待ってて下さいね☆ (2016年9月29日 21時) (携帯から) (
レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ(プロフ) - なるほど！サイドストーリーですね☆おおぅ…つ、ついに！震えて待ちます笑 (2016年9月29日 21時) (レス) id: 6e37c95cc4 (このIDを非表示/違反報告)
吉岡翔織(プロフ) - ゆむさん» ゆむさぁぁぁぁあん☆ ありがとうございます☆ ワンクッション挟む事にしました☆ 龍友さんが、何故、こんなに主人公を気に掛けるのかと言う、結構どうでも良い話なんですけど(笑) 優夢ちゃんも出てきま〜す☆ (2016年9月29日 20時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ(プロフ) - なーんか雲行きが怪しいですねー。試練の香りがします。ドキドキ！！！ (2016年9月29日 20時) (レス) id: 6e37c95cc4 (このIDを非表示/違反報告)
うちほた(プロフ) - 吉岡翔織さん» ぁー。そっちですかwwwボードOKです！ (2016年9月25日 23時) (レス) id: 69b4c20639 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翔織 | 作成日時：2016年9月24日 22時
