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四十五話 ページ6

ん?!え?!昨日続編に行ったのにお気に入り登録10人突破?!

本当にありがとうございます!!

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玉壺は刀鍛冶を庇った事が実に滑稽だったようで、

ヒョヒョヒョ、と、不気味な笑い声を出す。


玉壺「実に滑稽な姿ですね。

  人を守るなど、やはり阿呆だ。

  つまらぬ命を守り、

  命を落とすのです。」


無月「『情けは人の為ならず』」


玉壺「ヒョ?」


無月「人の為に何かすれば

  【巡り巡って、いずれ自分の所に戻ってくる】」


玉壺「だから何です?何が言いたいんですか?」


無月「べき、とか。筋、とか。そんなのは如何でも良いんだ。

  僕は、助けたいから助けるんだ。

  三日月様みたいに。あの人みたいに。」


無月の目が赤く染まる。


玉壺「ヒョヒョヒョ、やはり滑稽ですねぇ。

  あの男の様だ。眼に三日月を目に宿す、奴の様だ。

  実に滑稽で、馬鹿らしい。」


その言葉は、恐らく天羽を指すもの。

無月の周りが、ビリビリとした殺気で埋まる。


無月「テメェ、今何て言った?」


その瞬間、玉壺の壺であろう物が同時に数個割れた。

紅く、蘭蘭と光る眼が、

柱である時透も、

上弦である玉壺をも恐れさせた。




『どうだい、玉壺。私の子供の力は。』




聞こえる筈のない声が聞こえる。

木の上に黄金色の扇を口に当てた天羽が立っている。

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たると - 三日月様ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(泣) (2021年1月1日 23時) (レス) id: d38843ceb1 (このIDを非表示/違反報告)
白夜 - mythosさん» おぉ…!!丁寧な考察有難うございます!最終決戦はどうしようかなぁ、というところなんです。それに乗じて、もいいな、と思いました。ありがとうございます。 (2020年5月20日 12時) (レス) id: a4d9844d68 (このIDを非表示/違反報告)
mythos(プロフ) - mythosです。初めまして。白夜さんの作品凄く面白いです!この夢小説は鬼殺隊によって親族を●されてしまった人たちの集団 碧ノ三日月!鬼殺隊との同盟がなくなれば、碧ノ三日月隊は鬼殺隊を蹂躙する感じですか?最終決戦はそれに乗じてしのぶ達を (2020年5月20日 11時) (レス) id: de1f76a452 (このIDを非表示/違反報告)
白夜 - 奈雪さん» ありがとうございます…!!奈雪様もお体に気を付けて! (2020年5月15日 15時) (レス) id: a4d9844d68 (このIDを非表示/違反報告)
奈雪(プロフ) - もうとにかく好きです。体の負担にならない程度で更新頑張ってください! (2020年5月15日 14時) (レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白夜 | 作成日時:2020年5月11日 10時

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