【鬼滅の刃】鬼殺隊を赦せぬ者達【最強】

六十五話 ページ31

ＮＯｓｉｄｅ


ゾクリ


全員が一斉に感じた

【殺気】

そして

【怒気】


碧ノ三日月である彼等ですら、

一瞬の思考を放棄するほどの絶対的な支配力。


ブワリ


冷汗が頬を伝い、背中を伝って落ちて行く。


夕月(息…、息、息、息…！！！息してもいいの？！)


朝月(誰、だ…？！動くな…、動いたら…、確実に死ぬ…！！)


月夜(言葉を発するな…！気付かれれば…、死ぬ…！！)


無月(駄目だ…！！動けない…！！動いたら絶対に気付かれる…！！！)


碧ノ三日月に限らず、

鬼殺隊の者達も、命の危機を感じた。


胡蝶(息をするのも命を取られる危険を感じる…！！一体、誰が…！！)


カナヲ(震えが止まらない…、立っていられない…！！)


伊之助(コイツはぜってぇに強ぇ！！気配がビシビシ来やがる…！！)


炭治郎(い、息が出来ない…、どれ程の圧を掛けられているんだ！！)


悲鳴嶼(此処まで消耗していて…、戦える者がいるか…？！)


冨岡(どうして…、何故、此処に来てこんな殺気が伝わる…！！)



様々な思考を巡らせる。

息をするのも命を取られると危惧する程の殺気。

全員の頭に、嫌な予感が過った。

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