大嫌いだった

6…欠席 ページ7

Asaid

自宅


ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…


「…っ」

(37.8度)

「…あつい」

最近何だか風邪っぽいと思ったら、予想通り熱が出た

今日で3日目、なかなか引かないもんだな

「学校、電話しなきゃ」





────────────────────


欧華高校

教室

先生「えーっと、今日の欠席は、… …」


太一(今日もAちゃん休み…
大丈夫かな…)



太「先生」

先「ん？何だ七尾、」

太「あの、Aちゃんって大丈夫なんスか？」

先「あぁ、A なぁ
先生も心配なんだよな、電話で聞くと大丈夫って言ってるんだが」

先「そうだ、七尾、放課後暇か？」

太「はい、暇っスけど…」

先「Aの家行って、様子見てきてくれないか？」

太「俺っすか？！」

先「あぁ、お前クラスメイツの前で友達になってくれってAに言ったんだろ？だからさ、ちょっと行ってきてくれ」

太「あ、あれは、半分…って言うかほとんど断られた様なもんですし…」

先「大丈夫だって、先生からもAに言っとくからさ、七尾が行くって」

太「分かりました…」









────────────────────

Asaid

自宅




(最悪だ)



数分前…

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

ｶﾞﾁｬ
「はい…」

先「おぉ、Aか？」

「はい…」

先「最近ずっと休んでて心配だったからな、ちょっとクラスの奴そっちに向かわせたから」

「えっ…」

先「渡しておきたいプリントとかもあったしな、七尾が向かうと思うからプリント貰っておけよ」

「…はい」

先「んじゃあ、無理すんなよ」

「…」


ｶﾞﾁｬ


ﾌﾟｰｯﾌﾟｰｯ



七尾って、七尾太一だよね



嫌だな、こんな姿、見られたくないし


「…プリントを貰うだけ、だから…」








また頭がフラフラしてきた、少し眠ろう

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