51.完治 ページ1
智side
それから、2人はほぼ同時に退行が治った
和が治って1週間後のことだ
朝起きて、隣を見ると潤が起きていた
でも、なんか様子が変で
智「じゅーん？おはよー、起きるのはやいねぇ」
潤「えっ、さっ智にぃ？俺、なんで、なにも覚えてないっ…」
その動揺の仕方でわかった
あっ、治ったんだな…って
雅紀はまだ寝てたから、翔に任せることにして、
先に潤とリビングに行くと、
和がもう起きていた
智「かず？おはよ〜」
和「あっ、智にぃ、おはよっ！」
ギュッ
智「んふふ、おはよー、」
和「んっ、あっ潤くん！おはよ！」
潤「えっ、あっ、うん、おはよ…」
和があまりにもナチュラルに話しかけるから
潤、すごいびっくりしてる
和はきっと、すぐ気づいたんだろうな
潤が元に戻った…って
俺は、潤にね
今までのことを少しお話ししようかなって
思ったんだけど、
智「潤、少しだけお話聞いてくれる？」
潤「…うん……わかった…」
翔「みんな、おはよー！」
話を始めようとした瞬間、翔と雅紀が手を繋いでリビングに来た
ん？手を繋いで？
もしかして……
智「おはよ、翔、その、もしかしてだけど…」
翔「そ！、そのもしかしてだよ〜！」
智「そっか、雅紀も治ったんだね…」
翔「うん、そういうこと！」
雅「なんか、旅行行った時から記憶が曖昧なんだよね…」
智「うん、そのことなんだけど、今から2人にお話ししてもいいかな？」
潤「うん」
雅「わかった！」
翔「かず？和は俺といよっか」
和「……うん…」
和は少し震えていた
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作者名：うら | 作成日時：2021年6月22日 23時
