Code-暗号解読-【さとみ×ころん】

10文字目 ページ10

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『ゴホッゴホッ…』





目の前は埃と謎の紫色の煙で視界を遮られている。

しかも驚いて尻餅をついた上に喉をやられてしまった。





「ごめんごめん！魔法失敗しただけ！あ、この事ころんには言うなよ？」





秘密…？て言うか魔法失敗しただけ！って意味分かんないんだけど。

しかも朝からよ？





『ああ！もー…ばーか！馬鹿馬鹿！さとみは本当に馬鹿！』





「はぁ？」





酷いよさとみ！

愛菜の形見のブローチ汚しやがって！レースの部分とか布なのに！





自然と今度は視界がうるんでぼやけて見えてきた。

しっかりと見えていないけれどさとみは呆れ焦ってると思う。

良いじゃん、悲しいもん





「あのさぁ…何でAは泣いてて何で僕の家が煙だらけなの？」





『ﾋｸｯ…全部さとみのせいだ！』





「了解！」





「は、お前らぁ！」









拝啓、親愛なる家族達と大切な親友宛。



聞こえていますか？見てますか？私を守ってくれていますか？

私はこの世界のために貢献をしたいと思えないのです。

でも、今だけは。





『ふふっ…！おもしろっ…！』





笑えています。









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コメントして下さる皆様は私の天使様です。(切実)

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