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ピピピピ…ピピピピ…カチッ
『んーっ!おはようっ…ふーまっ…』
風磨「んん…ねみぃ」
『朝ごはん作って来るから出来るまで寝てて良いよー』
そう言ってベッドから出ようとすると、風磨にパジャマの袖を掴まれた。
風磨「行くなよ」
『なんでよ、笑 風磨仕事なんだからちゃんとごはん作ってあげないとでしょ?』
風磨「Aがたった1秒でもそばから離れるのが嫌」
彼はよくこうやって私に甘い言葉を吹きかけてくる。
頰が紅潮していくのを感じる。
『んもっ、離れたくないなら起きてっ!笑』
風磨が手招きしている。
風磨「ちょっとだけ来て」
『んー?』
風磨に近寄った途端、
グイッと腕を引っ張られ、
…チューッ…キスを落とされた。
『んんっ、もぉ…ちゅーしたんだから起きてよ!?』
風磨「はいはい。」
やっと起きてくれた。これが1日の始まり。
朝食の準備を始める。
トントントントントン……
野菜を切っていると、不意に後ろから温もりが来た。
ギュッ
『ふーまっ、くすぐったいっ笑』
風磨「今日も仕事頑張る為に充電中。」
『昨日の夜充分充電したでしょ?笑』
風磨「足りないの。てかお腹すいた」
『風磨が抱きついてたら作れないんだって!笑 ほら、着替えてきて!』
風磨「はーい。」
その後、きちんと朝食を済ませ、もう仕事に行く直前。
『風磨、今日も遅いの?』
風磨「うん。最近仕事量多くて忙しいからさ」
『そっか、頑張って!』
風磨「ごめんな、愛してるよ」
チュッ
『んふふ、笑 私もだよ。』
チュ
『行ってらっしゃい!』
風磨「行ってきます」
ガチャッ
パタッ
この日からだ。彼の異変を感じたのは。
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作者名:そこらへんのじゃにをた | 作成日時:2021年1月13日 13時