公園 ページ23
『……先輩?』
JS「そんな辛い話、喋らせてごめんな…。Aちゃんが辛いこと、めちゃくちゃ分かったって言ったら嘘になる。俺はまだ未熟だしそんな事俺が口出す権利ないけど…。ごめんな」
『私こそごめんなさい、こんな話…』
JS「もう無理に話さなくていいよ。好きなだけ泣いて。ね?」
そう言って、またあの綺麗な笑顔で微笑んでくれた。
その笑顔が、私の大好きなお婆ちゃんと重なって、涙が溢れてきた。
しばらく私は先輩の胸で泣いてしまった。
どれだけ時間が経ったのだろう。
時計は6時半を回っていた。
JS「すっきりした?(笑)」
『はい、おかげで。すみません。制服、汚れましたよね…』
JS「いいよいいよ(笑)。じゃあ家までまた送ってく」
そう言って家まで送ってくれた。
『今日はありがとうございました。気持ち、晴れました』
JS「良かった」
ほら、また笑った。
だめだ。その顔みたら胸が苦しくなる。
JS「明日も頑張ろうね。おやすみなさい」
『さよなら…//』
その日はいろいろあってなかなか寝れなかった。
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莉希(プロフ) - オリフラたってますよ (2016年5月22日 21時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たい焼き | 作成日時:2016年5月21日 20時