先輩とマネージャー

連絡先 3 ページ19

部活の時間が終わって、皆部室に戻ってきて着替え始めた。
さすがに居座る事は恥ずかしいから部室を出た。

先輩から、見に来てよって言われたから、
今日は2階の観客席からひっそり見てた。

皆コートを何往復もして汗もビショビショだけど、その汗は輝いてた。

中でも先輩はチームを引っ張る存在で、
ミスした仲間が居ても、優しい声をかけるし、誰も責めようとはしなかった。

ほんとにいい人だな…。

しばらく見てると、相手チームの足につまづき、先輩が思いっきり床にダイブした。

最初は「いってぇ〜(笑)」とか言ってたけど、ほんとに痛そう…。

多分膝は擦りむいてるはず…。

それでも気にせずやって、
最後は勝った。

そんな光景を見てると頬が緩んだ。
しばらく先輩を見てると、先輩と目があった気がした。

恥ずかしくなってその場にしゃがみこんでしまった。

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