僕「勉強します！！！！勉強しますからぁぁぁぁぁぁ！！！没収だけは止めてぇええぇえ！！！！」－基地と化した、中学生の日記－ (ページ24)

今日:14 hit、昨日:3 hit、合計:1,747 hit

幸せだらけのこの場所ハ　僕が入る場所ヲ　作らない。魔の僕と対立する者が　この場所には多すぎて。僕の居場所が失われる。居場所が無くなった時　僕は　永遠の封印を　することになるなんて、誰も知らないでしょう？ページ24

幸せだらけのこの場所ハ僕が入る場所ヲ作らない。魔の僕と対立する者がこの場所には多すぎて。僕の居場所が失われる。居場所が無くなった時僕は永遠の封印をすることになるなんて、誰も知らないでしょう？

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

………

……

…

風がふいてた

気持ち良かった

暗闇の中だったけど、

怖くなかった。その暗闇は、

僕が大好きな暗さで

優しい。

僕の居場所が消えて、何日たっただろう。

もう、何個居場所が消えてるのだろう

嫌なことは、忘れてしまいたい。

嫌なことも、悲しいことも、嬉しいことも、楽しいことも。

全部全部、一旦忘れて、

この場所に居たかった。

風が優しかった。

月の明かりが

暖かかった

星空がとっても綺麗で

うらやましいな、なんて思った

ふと、自分の影を見た

僕がよく関わる、生き物とは、違った形だった

風がふいた。

髪が揺れた

僕がよく関わる、生き物とは、違った髪だった

地面の水溜まりを見た

どうせ、大嫌いな自分しか映らないのに。

予想通り、いつもの僕が映った

緑色の瞳と真っ黒な瞳。

綺麗じゃない。

真っ白に輝く肌。

綺麗じゃない。

ほらね。

こんな僕しか、映らない。

白いブラウスの上に、黒いロングカーデ。

真っ赤な超ミニのスカートに、赤いニーハイソックス。

黄緑色の長く、ゆるくウェーブがかかった髪は、左右で長さが違い、ピンクのリボンでツインテールにしてある。

そして

その姿全てに、真っ赤な血がついている

不意にグラリ、と体が傾いた。

視界がかすんできた。

たすけて

って、言いたくて

口を開いたけど

声が出なくて

とうとう、その場所に倒れこんだ

もう無理かもしれない

だんだん、瞼が重くなっていく

ああ

いつもいつも

夜は優しいなぁ……

そんなこと思いながら

僕は…………………

「だれ？」

「リンっていうんだ。よろしくね。」

「僕、最期に君と話せて良かったよ。………会ったばかりだけど」

「最期？君は死んじゃうの？」

「うん。僕はここの世界に住むには適してない体なんだ」

「そうなの？でも、今にも死んじゃいそうには見えないよ？」

「心は、今にも死んじゃいそうなんだよ」

「なるほど」

リンが納得したように笑う

「今日は風が優しいね」

「風は、いつも優しいよ。この暗闇も」

「そうだね………。ねぇ、どうして心が死んじゃいそうなの？」