"REASON"

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「…やばいプロ野球選手、読売ジャイアンツ内野手坂本勇人選手やばいかっこいいすき」

「ねえ日本語…いや、会話する気ないよなウケる」



まーそういうわたしも…あー！！亀井さんー！！！って横で騒いでるあゆ。そうなるよ人のこと言えないってば。


坂本に気づかれない準備なら100%だよ。
今日メガネかけてるし髪もいつもと違ってお団子してるし。前まで一回も現地きたことないような嬢だって認識してた子が自分のファンで本気でちっこいライオン振り回してるとか思うはずないもん。




とか思いながらレンズで大型犬ことサカモトハヤトさんをロックオン。




「ねえ勇人こっち見てるよね！？うちらの方向なんだけど！！どうしよ！！まっていけてる顔いけてる！？」

「いけるいける！ヨシさんきてほしいのに来ない…きてよ〜」




はあ、確かにこっち向いてるけども。カメラがあると見ちゃうってよく言ってるな確かにって思いながらカメラカメラ。シャッター切りまくりでございます。



キャッチボールをしながらどんどん近づいてきてる気がしなくもない。はて。周りに子供は…と後ろを確認したところで一言。



「さかもとせんしゅ、ボールください！！！」



…はい終わったお疲れ様でした。

「坂本めちゃ近！！まってA…あ、あぁ。うん売り子さんまだこなさそう？」

さすがあゆさん。めちゃ空気読めてて最高。

「…うん、まだ来ないみたい。遠いねーうん」




「さかもとせんしゅ、ありがとう！ぼくもさかもとせんしゅみたいになるね！！だいすきー！！」


「頑張れよ！！」


おうおうおう真後ろじゃねえか。
叫ばないでくださいとりあえず好き


ヲタク発揮してるところで肩に違和感。…軽い？





「なあ、これ前あげたやつ？」






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