"REASON"

13 ページ13

.



もちろん野球にだけは真面目な坂本勇人さん。デーゲームな訳もなくナイターである訳でもなく。アルコールが抜けていないのは私だったのか今日は月曜日。トレーニングで球場の方には行くが、というスケジュールのつもりだったらしい。


「……このままお話ししたいとこですが。今日学校あるので坂本様にもお家を出ていただかないといけません。」

「あ、ほんまやな平日や。戸棚漁ったのはもちろんやけどゆっくりコーヒーとか淹れててごめん、」

「気にしないでください、美味しいコーヒー朝からいただけて嬉しかったです。」



推しの淹れたコーヒーだしな！！！普段の何倍も美味しく感じたし一滴一滴がすごく惜しかったよこの野郎！推しを家から追い出すとか地獄でしかない。仕方なくパソコンと手帳とペンケース、財布パスケースをトートバッグにしまって坂本と家を出る。



「タクシー呼ぶので少し待ってください」

「え、いいよ別に。普通に帰るし気にせんといてや」

「いや、お願いします。ホント。」



えーしゃーなしやでって丸め込んでタクシーに乗せた。坂本が後ろに座ったまま運転なんかできない。ちなみにうちのメーカーはメルセデス。銀か白、もしくは黒って決めてたボディの色。坂本はきっと黒が似合うって乗せるわけでも、乗ってもらうわけでもないのにそう決めて納車した。



講義室に先に入っていつもの五列目を陣取っていたあゆの横にトートバッグを置いた。


「お疲れ、大丈夫だった？」

「…うん、多分あゆが想像してるようなことしてないから大丈夫」


そっか。ってあゆの返事を聞いてパソコンを開ける。次の先生は出たら単位あげるって先生で、もういいや。とぼーっと試合の記録を見ながら考え事をした。



坂本"様"と、出会った時のこと。







.




皆さんもそうだと思いますが靭帯損傷での離脱がすごくつらくて、尚輝の離脱も不安ですしなにより"坂本勇人"がいないジャイアンツを見るのも苦しいです。

故障をしてもリハビリもすごく順調だった二十代の頃と、今の坂本は違うんだなというのと、引退が近づくような怪我になるんだとしたら、私たちはいつまで"坂本勇人"が引っ張るジャイアンツを、"坂本勇人"が守るショートを観れるのか、不安になります。お話も執筆を進めようとして少し進めてはまたページを閉じてを繰り返してしまう。


元から遅い更新で読者の皆様には申し訳ないですが、これからも頑張って執筆致しますので、見守って下さると幸いです。

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す