34／絶対に ページ36
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大きな声を耳に、あたしは目を瞑った。緊張するとよくやるあたしの癖だ。
途中、真面目そうに声を張った男の子が緑谷くんに何か言っていた。あたしは緑谷くんを慰める事はしない、できない。
それは、ただ怖かったから。
＿＿＿＿＿
「うわ、流石雄英…」
どこからお金が来るのか、あたしの視界に収まり切らない程の街並みが広がっている。
…この実技試験で失敗でもしたら、雄英合格は限り無く不可能に近くなる。
そうしたら、終わり。
あたしのそれからの人生は、"雄英不合格者"という残念で可哀想なレッテルが貼り付いてくる。
成功、しなきゃ。
「ハイスタートー！」
すると突然に声が響いた。
何がスタートするのかと考えたが、その答えは簡単だった。
あたし一人、周りの動かない奴らを押し退けて街へと駆けていく。
5秒もしたら後ろから団子のように、一斉に走って来るのが分かる。
＿5秒の差は大きかった。
目の前から迫り来るロボットを、あたしは全部潰してやった。
来たのは3体、そいつらの合計は5ポイント。
この調子で、絶対…
「勝つｯｯ!!! 」
＿＿＿＿＿
あたしはどんどん潰していった。
あたしの"個性"なら、浮かしてしまうよりも完全に潰してしまった方がいいから。
潰してしまえば、"個性"の使用時間は潰すまでに掛かる時間だけだから許容量もほぼ0と考えていい。
パッと後ろを向いた。
あたしの進んで来た道には、瓦礫しか無かった。
がむしゃらに潰してきたそれは、あたしの雄英合格につながる。
つまり、それらはあたしが高い跳び箱を飛ぶ為に必要なのは踏み切り台。
楽々と跳べるように、あたしはよく跳ねる踏み切り台を作らなければ。
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Rai - 𝓡𝓲𝓷さん» はい！大丈夫ですよ！ (2023年4月9日 22時) (
レス) @page43 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
𝓡𝓲𝓷 - Raiさん» Raiさん！副団長入らせていただきます！よろしいでしょうか？ (2023年4月9日 22時) (レス) id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
Rai - 誰か！夢主ちゃんのことを守る団に入る方いませんか？！今は団長私ですが！副団長と書記と会計を募集しています！ (2023年4月9日 19時) (レス) @page43 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
眠夢_(プロフ) - んんんん！！好きです！！すっごい面白かったです！！更新楽しみにして待ってます………… (2021年8月19日 14時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - んんん更新停止、、つらい (2020年8月4日 14時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯵娘 x他1人 | 作成日時：2017年10月18日 20時
