33／試験 ページ35
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やっと着いた、雄英。
マラソンを終え、朝ごはんの支度の手伝いをし、応援を受けて電車に乗る。
40分かけてやっと見えたそれは、まるでテーマパークのように、否、テーマパークよりも大きな建物だった。
「ででででででで、でっかぁ……」
口も回らない。足がすくんだ。
試験、ちゃんと受けれるかな。
心配だけが頭を埋めつくした。
歩く為に顔を上げると、緑のもさもさ頭が見えたから、もしかしたら緑谷くんかもと駆け寄る。
「みっ、…緑谷くん!! 」
そう声をかけると、そのもさもさ頭は振り向き、あたしの方を見た。
「あっ、麗日さん…!! よかった、知り合いがいて」
にへらと笑う緑谷くんは、オールマイトとは程遠くて、今日の朝に見た緑谷くんへの変な気持ちは多分、あたしの思い違いなのかな、なんて。
すると、緑谷くんは足元の小石に躓いて─
ずてっ………?
音がしない。瞑った目を開けると、女の子がいた。
あたしと似た髪型の、頬が赤い女の子。
「大丈夫？ 」
…
ぐわりと頭が揺れる。視界が霞んだように白くなる。
胃から溢れそうになるそれに乗っかって、嫌な記憶が頭に映し出されて…
ぎゅっと、緑谷くんの制服の袖を掴んだ。
早く此処を退こう、怖い、なんて事を知らせるあたしの必死のSOS 。
「う、麗日さん? 」
緑谷くんの言葉にハッと我に変える。
辺りを見渡しても、あの女の子は何処にも居なかった。
冷や汗があたしの頬を滑る。
その跡を、冷たい風が容赦なく冷やした。
＿＿＿＿＿
「今日は俺のライヴにようこそー!!! 」
「エヴィバディセイヘイ!!! 」
…よーこそー…。
あたしは静かに、心の中でもそう返した。
少し前には、プロヒーローのプレゼント・マイクがいる。
爆音が耳をつんざき、耳血が出そうだ。
「こいつあシヴィーー!!! 受験生のリスナー! 」
「実技試験の概要をサクッとプレゼントするぜ!! アーユーレディ!? 」
「YEAHHHHH!!!!! 」
…プレゼント・マイクを尊敬する。
こんなに静まり返った大きな部屋で、そんな大きな声をめげずに出しているのだから。
あたしなら、絶対に耐えられない。
ひぃ、ひぃと震えることしか出来ないだろう。
.中途半端ごめんなさい
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Rai - 𝓡𝓲𝓷さん» はい！大丈夫ですよ！ (2023年4月9日 22時) (
レス) @page43 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
𝓡𝓲𝓷 - Raiさん» Raiさん！副団長入らせていただきます！よろしいでしょうか？ (2023年4月9日 22時) (レス) id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
Rai - 誰か！夢主ちゃんのことを守る団に入る方いませんか？！今は団長私ですが！副団長と書記と会計を募集しています！ (2023年4月9日 19時) (レス) @page43 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
眠夢_(プロフ) - んんんん！！好きです！！すっごい面白かったです！！更新楽しみにして待ってます………… (2021年8月19日 14時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - んんん更新停止、、つらい (2020年8月4日 14時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯵娘 x他1人 | 作成日時：2017年10月18日 20時
