第九話『交番ノ爆弾』 ページ10
『……憂鬱』
コツコツと靴を鳴らしながら
黒い鞄を片手に交番へと入る
『ゴホッ……ゴホ』
原作通り呼吸器官が弱く咳が出る
けどそれ以外は何も無く健康的な体だ
『すみません、鞄が落ちていて……遺失物かと思うのですが』
警1「じゃあこの書類に詳細を──」
警2「おや?あんたどっかで……」
『───流石、もう看破なされたか』
芥川の背後で黒い何かが蠢く
『やはりこの街の軍警は頗る優秀だ』
警1「おい真逆、こいつ手配書の───!」
『お初にお目にかかる、僕はポートマフィア五大幹部、芥川
────さようなら』
.
.
『ゴホ……ゴホッ』
交番から出る際に女性とすれ違う
何食わぬ顔で懐から取り出したお菓子を食べる
『……仕事の後の甘いクッキーは善い』
今朝、樋口から貰ったクッキーをつまみながら歩く
するとすれ違った女性が交番の中を見て尻餅をつき、芥川を指をさした
────ドォォォオオオオ!!!
『ゴホッゴホッ……煙たい』
ちらりと爆発した交番を見る
警察官達に罪なんてないのに……
『却説、あとは樋口の連絡を待つのみ……』
黒い
***
一方樋口達は───
樋「着きました」
路地の中へ入った所で谷崎が違和感に気付く
此処は袋とじ、今入った所から入れば逃げ場がない
樋「その通りです。失礼と存じますが嵌めさせて頂きました」
髪を結びガラリと雰囲気の変わった樋口に三人が警戒する
樋「私の目的は貴方がたです」
───ピッ
樋「芥川先輩?予定通り捕らえました、これより処分します」
谷「芥川……だって?」
‹『無理はするな』›
樋「はいっ……我が主の為───ここで死んで頂きます」
ドガガガガガガッ!と路地で銃声が鳴り響いた
━━━
━
『丁度、五分──時間通り』
ドスッ!と谷崎の背中を羅生門で刺す
急所は外した、命に別状はないだろう……此の侭にしておかなければ、だが
『死を惧れよ、殺しを惧れよ、死を望む者、等しく死に望まるるが故に───ゴホッ』
敦「な───」
黒い外套
白いフリル付きのシャツに黒パンツ
黒いセミロングの髪をひとつに結んでおり
横髪は白いメッシュが入っていて
中性的な顔立ち
敦「(間違いない、写真で見た芥川……)」
芥川は敦の顔を見ると目を細め、微笑んだ
.
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らむしろっぷ(プロフ) - りんさん» いいですね!私は忙しくてその日に食べれなかったです……(;_;) (2018年6月27日 14時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 太斎さんの誕生日ケーキ食べましたよ(*´∇`*) (2018年6月25日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
らむしろっぷ(プロフ) - りんさん» 私の一番の推しは太宰さんです!カッコイイですよね!! (2018年6月25日 23時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 太斎さんもいいですよね (2018年6月23日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
らむしろっぷ(プロフ) - りんさん» 次巻に期待しましょう!それまで信じましょう(;_;) (2018年6月23日 23時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らむしろっぷ | 作成日時:2018年5月19日 20時