第八話 『樋口ノ演技』 ページ9
樋口一葉 said
探偵社の客人用のソファに座る
その向かい側にはズラっと探偵社員が
様子を伺うようにして見ている
樋「(客人一人にそんな人数いらないだろ!)」
樋口は表情を崩さず無表情で依頼を谷崎に話す───いや話そうとした
太「美しい……睡蓮の花ごとき果敢なく、そして可憐なお嬢さんだ」
芥川先輩が嫌う包帯男……太宰治
其奴から口説かれた。真逆ここまでとは思わなく、油断した
まぁ、そのたらしは長髪眼鏡に回収されたのでよかったが
樋「依頼というのは……」
すると、見事に人虎、異能者の谷崎潤一郎、そて妹のナオミも来ることになった
樋「(──芥川先輩の云っていた通りだ。貴方は預言者ですか!というくらい凄いです。一生ついて行きます!)」
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国「おい小僧」
荷物を詰めている人虎に長身の男、国木田が声を掛けた
そして生きるコツだと云って一枚の写真を見せた
国「こいつには遭うな、遭ったら逃げろ」
敦「この人は──?」
太「マフィアだよ。この子も美しい子だよねえ、物凄くタイプ」
ピキリと樋口の頭から音が聞こえ、笑顔が消える
それを知らずに国木田は続きを話す。
国「とうとう男にも手を出すか、包帯木乃伊。名は芥川、マフィア自体が黒社会の暗部のさらに陰のような危険な連中だが、その男は探偵社でも手に負えん」
敦「何故──危険なのですか?」
国「そいつが能力者だからだ。殺戮に特化した頗る残忍な能力で軍警でも手に負えん。俺でも──奴と戦うのは御免だ」
太「それともう一つ」
太宰が可笑しそうに笑いながら
人差し指を立てる
太「その子はポートマフィアの
────五大幹部の一人なのだよ」
だから尚更、気を付けてね
そう云って笑いながら敦達を送り出した太宰だった
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らむしろっぷ(プロフ) - りんさん» いいですね!私は忙しくてその日に食べれなかったです……(;_;) (2018年6月27日 14時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 太斎さんの誕生日ケーキ食べましたよ(*´∇`*) (2018年6月25日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
らむしろっぷ(プロフ) - りんさん» 私の一番の推しは太宰さんです!カッコイイですよね!! (2018年6月25日 23時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 太斎さんもいいですよね (2018年6月23日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
らむしろっぷ(プロフ) - りんさん» 次巻に期待しましょう!それまで信じましょう(;_;) (2018年6月23日 23時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らむしろっぷ | 作成日時:2018年5月19日 20時