漆黒の狗は原作と違う為困っているそうです1【文スト】【芥川成り代わり】 (ページ8)

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第七話『人虎捕獲計画ノ行方』ページ8

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時は戻って現在____

｢──せ──！─く─が───ぱ─！｣

『んぬぅ……五月蝿い』

｢ん､んぬぅ！？……可愛い声､ありがとうございますッ！ではなくて､時間です!芥川先輩ッ｣

『……変態化しているぞ､樋口｡そうか､もうそんな時間か早いな』

樋｢あの､先輩……泣いておられましたが､あの……大丈夫ですか？｣

えっ?と指先を自分の頬に置く
少し湿っていた

『あっああ､私──ｺﾞﾎﾝｯ僕(やつがれ)の涙は汗なのだ』

樋｢あっあああ汗！？｣

『普段､僕は汗をかかぬだろう？だから代わりに目から汗が出るのだ』

えぇぇぇぇ！？と目を丸くする樋口
まるっきりの嘘だ信じないでほしい

『では樋口､行くとするか』

樋｢はい！一生ついて行きます､芥川先輩！｣

『終わったらおやつのパンを食べるぞ』

樋｢喜んで！……あっそうだ先輩！クッキーをどうぞ！｣

『ん……樋口のクッキーは美味しいからな』

樋｢ほわわっ､そんな！有り難きお言葉……ッ！｣

辺に花が浮いているようなふわふわな会話が続く

そして樋口は探偵社の前へ向かう

芥川は交番付近へスタンバイ

これから二人は

『僕は先に爆弾を仕掛けに行く』

非常に残酷で

樋｢その間に私が人虎を誘き出します｣

悲惨な計画を実行するのだ

『取り敢えず､あの男をぶん殴る』

彼女は人虎云々ではなく､あの包帯無駄遣い装置をひと殴りしないと気が済まない

『覚えてろ……変態野郎！』

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太｢………寒ッ！？｣

敦｢だ､大丈夫ですか？｣

太｢あっ､ああ……少し悪寒がしてね？｣

国｢そんなだらしのない生活や言動をしているから悪寒がするんだ｣

太｢うぇぇ……私は常に模範的な生活と言動をしてるよ？｣

国｢嘘を吐け｣

谷｢風邪ですか……？｣

太｢いや───違うかもね｣

ふふっと妖しく笑う太宰に皆が首を傾げるのだった

そして賑やかな前職当てゲームをした後

谷崎の携帯が鳴ったのだった

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