今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:2,217 hit
小｜中｜大
swim１ ページ1
あの頃の私は、水泳界では結構有名な選手だったと思う。
予選トップタイムでの決勝入りは当たり前。
出場したすべての大会で1位を独占してきた。
そして何より中学3年時の中体連全国大会、インターミドルにて大会新記録で優勝を飾った。
その記録は2年経った今でもまだ塗り替えられていない。
自分で言うのもなんだけど中学生にして飛び抜けた水泳の才能を持ち将来はオリンピックに出場する子だと誰もが期待してくれ、有り得ないほどの数の高校推薦があった。
でもどの推薦も受けず、志望校はとある高校一本にした。
それに私はもう泳ぐのをやめた。
水泳が嫌いになったからではない。
むしろ今でも好き。
水は“味方”にも“敵”にもなる。
それを知ってから、泳げなくなった…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HINANO | 作成日時：2020年7月11日 17時
