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15回目の好き ページ16

「目の前?って、え?わ、わたし?!」


思わず信じられなくて自分を指さして聞いてみた



「ずっと好きだったよ。Aの事
お前が俺の事好きだって言ってくる前からね」




いきなり展開すぎて頭が完全についていけない

え?先輩が私の事すき?
しかも私が好きになる前から?

いつから!?

どこで!?

まって、嬉しすぎてもうどうでも良くないけどどうでもいいや



「何泣いてんの、嫌だった?」


いつの間にか嬉しくて涙が出ていたらしい
自分でも気が付かなかった


「違います、嬉し泣きです!
嫌なわけないです。
先輩の事大好きですから」



良かった。と言って涙を指で拭ってくれた





"じゃあ改めて、"


「俺と付き合ってくれる?」






「はい!もちろんです
こちらこそよろしくお願いします!」




嬉しくて先輩に抱きつく


まさかまさかこんな形でこんな展開になるなんて
想像もしてなかったけど


晴れて先輩と恋人になることが出来ました!









「ってかさ、そう言えばずっと思ってたんだけど、なんで全然俺のこと苗字も名前も呼ばないの?
翔とか影山のことはちゃんと呼んでるよな?」



「恥ずかしいですもん!
先輩は先輩ですし!」



「じゃあこれからは海斗♡って呼んでよ」



「そ、それ、は!ハードル上がりすぎですよぉ〜!!」


いいから、呼んでみて?とぐいぐい言い寄られるので頑張って呼んでみるけど


「海斗………先輩!!

やっぱり呼び捨てなんてまだ私には早いですよ!!」


恥ずかしくて言えなかったけど



それを聞いて照れてる先輩をみていつかは絶対そう呼んであげようと心に誓った

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作者名:百舌 | 作成日時:2019年3月26日 1時

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