どうしようもないくらいに、君を。2 (ページ2)

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今からどうしよ、と思ったその時、Aが突っかかってきた。

今までの、、俺の女気取りをした子たちのように…。

俺の行動を今まで全て受け入れてきたAが、初めて俺に疑問を…いやちゃう、不満を投げかけてきた。

　

、、、ありえへん、

こんな事をAが言うはずあらへん、。

まさか、、、

そう思った瞬間、

　

　

『好きなの、』

と、くぐもった声が聞こえた、、、。

　
　

………ああ、、、。終わった、、、。

　

頭が真っ白になった。

こういうのを‘ショック’って言うんやな、

なんて他人事のように一瞬思った。

やってAが言うとんのは、告白でもなんでもない。

本気で俺のことが嫌で、俺から離れたくて言うてるんや、、、。

優しくて、我慢強くて、賢くて、察しのええAがこんなことをこのタイミングで言うわけがない。

離れたくてわざと、俺が嫌がるようなこと言うて、困らせるようなこと言うて、
　
　

嫌われる為に、その言葉を使うたんや、、、。

……傷ついてんねや、、。もう俺とは関わりたくないほどに、、、。

取り返しのつかんほどに、傷付けてもうたんや、、、。

　

　

このままAの思う通りに、怒って俺が出ていけば、

こんなアホで自分勝手な男、憎いだけになるやろ。

ごめんな、そんなこと言わせて。

ごめんな、散々ええようにして傷付けて。

もう忘れや、

お前のこと大事にしてくれる男に、ちゃんと幸せにしてもらえ。

…ごめんな、、、。

　
　
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