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「◯月×日の夜にここにしよう」と宮田くんがお店のURLを送ってきたところは雰囲気の良い和食屋さんで『昇』と渋い看板が上品そうに、だけれどもひっそりと掲げていた。
久しぶりの、もう滅多に行けなくなってしまった宮田くんとのサシ飲みだけでも大変ありがたいのに、お店までお膳立てしてもらってさっきまでの憂鬱さはどこへやら。すっかり気分が舞い上がってしまった。
「お店を予約までしてくださってありがとうございます!!いつも佐久間がお店を探すのにお手間を取らしてしまい申し訳ございません。宮田くん!!!
その日は宮田くんの日々の疲れを存分に癒されるよう全力で佐久間が宮田くんを楽しませます!!!」
うっかりハイテンションに任せて思い詰め詰めのLINEを即レスしてしまったが、すぐ既読になって
「俺から誘ったんだし気にしないで」
と返ってきた。
宮田くんの人を安心させる優しい王子スマイルが目に浮かぶようで嬉しく思う。
改めてお礼のLINEとお会いできるのを楽しみにしていますと送ってやり取りを一旦終えた後携帯をしまった。
突如できた宮田くんとのサシ飲みに心を躍らせながら、そういえばなぜピンポイントで◯月×日の夜に空いてたの知ってたんだろう?とふと思った。
たまたまお互い空いてたのか!なんだか運め…いや偶然すぎだなと思い直し、気を取り直して鼻歌を口ずさんでいた。
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一気に2話目(佐久間さんside)を更新したかったんですが書きたいこと書きすぎたら思うように執筆できず遅更新。。。
筆者は平日は忙しいのでお待たせしてしまうかもしれません。
ここで終わればさっくんも幸せなんですがね、私のあべさくはこのままでは終わらない(
ここのさっくんさん、単純すぎでは?という件はスルーで()
作品の鬱さを途中でさっくんの明るさで少し持ち直しました←
さっくんの明るさは正義(
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作者名:楓 | 作成日時:2021年6月12日 23時