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「...ごはんもごちそうさまでした!!!」
と通り一体に響き渡るくらい大きく元気にお礼を言われ小っ恥ずかしくなり、慌てて佐久間を落ち着かせる。
佐久間にお礼を言われながら手に握りしめられた携帯電話でさっきまで話していた彼がよぎり、次佐久間と2人でサシ飲みできるのはいつなんだろうとやり場のない感情を持て余す。
そんな感情を振り切るのように手を振って
「じゃあ、またね!元気出してね!!」
と驚いた表情の佐久間の顔を見届けながら、佐久間に背を向けて再び玉森に電話をかける。
「今帰ってるよーー!ん?家に来て欲しいの??もう素直じゃないなーー行きますよっと」
んじゃ、タクシー捕まえるからいったん切るね〜といつも通り玉と幸せそうにキャッキャしながら通話ボタンを切って、後ろを振り返る。
電話をしていた自分に遠慮したのか佐久間もこちらに背を向けて歩き出していた。
遠ざかる佐久間の背中を見て思う。
今日俺が佐久間とわざわざサシ飲みをした意味。
あの少し遠い日に動いた不思議な感情を思い出し、しばし目を閉じる。
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玉ちゃんの反対(?)を押し切ってまで佐久間さんとのサシ飲みをした理由が次回ついに明かされます!
宮っちがこだわっていた「あの遠い日の記憶」「あの遠い日の心がキュッとなるような思い出」とは何か?
次回はあべさく登場します!
ここまで根気強く読んでくださった方ありがとうございました。
宮玉ファンの方から見たら宮っちの浮気みたいなシーンになってしまいましたが()そんなことないです!!
宮っちはいつも玉ちゃん一筋です!!←
お気に入り登録してくださる方々本当にありがとうございます!
すごく励みになりますっ
時々挫折しそうになりますが、ラストまで書いていこうと思えます!
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ps.白蛇見ました。最高でした!
奇しくもさっくんが出てるお話あげる時に見られてよかったです!
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作者名:楓 | 作成日時:2021年6月12日 23時