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151話(白石side) ページ4

白石「なんや、これでしまいか」



跡部「ああ。意外と面白くなかったな」




跡部くんと2人で回った肝試しも終了し、広場に出た。




不二「白石たち、お疲れ様」



先に出ていた不二くんに声をかけられる。
その後ずらずらと肝試しを終えた奴らが出てきた。
謙也と財前が出てきたのを見ると、そろそろAも出てくるだろう。
そう思っていると、森の奥から叫び声が聞こえる。





金太郎「しーらーいーしー!」




いつも以上にダッシュで俺のところに来る金ちゃん。




金太郎「あんな、ユウジたちが笑かしてきたんよ!おばけやから、怖がらせなあかんやろ?」




非常にぷんぷんしながら俺に文句を言う金ちゃん。
……ここで違和感が生まれる。




財前「金太郎、A先輩は?」




謙也「せや、金ちゃん!Aは?」




金太郎「何言ってんねん!Aならここに……っておらん!」





金ちゃんは行く前に繋いでいたはずの手を見て、繋いでないことに気がつく。
 



白石「ちょ、金ちゃん。いつから手離したん?」




金太郎「わからん!」




あっけらかんとしてる金ちゃんを見て、怒る気力もなくなる。




財前「じゃあ、まだ……」



財前は森の方に視線を移す。



白石「森ん中か……」




だんだんと俺らの顔から血の気が引いてくる。
Aは暗いところが苦手だ。
おばけも苦手。
きっと動けなくなっている。
そう思ったらいてもたってもいられなくなる。




財前「俺、行ってきます」




白石「ざ、財前!」




俺の静止も聞かず、森の中に走っていった。





白石「ったく、謙也、財前を頼むで。俺は跡部くんたちに事情説明してから行くわ」




謙也「わかった」



俺らは頷き合うと行動に出た。




白石「あ、跡部くん!」

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設定タグ:テニスの王子様 , 立海 , 仁王雅治   
作品ジャンル:恋愛
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がぜる(プロフ) - お話がとっても楽しくて一気に読んでしまいました!更新頑張ってください。 (2020年1月16日 23時) (レス) id: f0859f24e5 (このIDを非表示/違反報告)
れんか(プロフ) - はじめまして、とても面白いく、どんどん嵌ってしまうストーリーで一気に読んでしまいました!!ゆっくりでいいので更新待ってます!! (2019年11月30日 11時) (レス) id: f96c37469f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 私の好きな感じのストーリーで、どんどん引き込まれていきます。こんな素敵な作品に出会えて幸せです!更新頑張ってください! (2018年7月23日 21時) (レス) id: c49ca71d38 (このIDを非表示/違反報告)
MeTo(プロフ) - コメントありがとうございます!更新の励みになります。これからもよろしくお願いします! (2018年6月14日 19時) (レス) id: 060c0f3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
杙凪 - とってもおもしろかったです!!続き待ってます!! (2018年6月13日 20時) (レス) id: 9692f283d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MeTo | 作成日時:2018年6月1日 16時

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