107話 ページ9
ミーティングに向かう前に部屋に戻り、筆記用具を持って部屋に向かう。
……って部屋どこ?
私はキョロキョロして部長のみなさんを探す。
白石「なにしてん?」
A「蔵!」
蔵が通りかかってきてよかった。
A「ミーティングの部屋わからなくて……」
白石「そうなんか。一緒に行こか?」
A「うん、お願い」
蔵と並んでミーティングが行われる部屋に向かう。
A「そういえば、鬼ごっこどうなったの?」
白石「おん。小春たち捕まえとったで」
A「蔵捕まった?」
白石「なわけないやん。捕まったんは財前と千歳や」
A「あー有言実行だったのね」
キッチンで小春ちゃんやユウジくんと会ったことを思い出す。
白石「たぶん今ネタ合わせしとると思うで。やるとき見にきぃや?」
A「うん。そうする」
少し楽しみが出来てうれしい。
白石「ここやで」
蔵が扉を開けるとすでに手塚さんが座っていた。
白石「あいかわらず早いな、手塚くん」
手塚「そんなことはない」
蔵は手塚さんの向かいの席に座る。
私もとりあえず蔵の隣に座る。
しばし談笑をしていると、跡部さんと精市くんが入ってくる。
……藍原さんの姿が見えない
A「あの、藍原さんは?」
跡部「あー?来るわけないだろ?」
A「え?」
幸村「さっきもAばかり仕事してたんだろ?」
あー。
バレてたのか……
手塚「藍原には誰かをつけて仕事してもらうことにしたんだ」
白石「だからAには違うこともやってもらうんやって」
A「違うこと?」
跡部「ああ。実は明日1日学校毎で練習して次の日、最終日を使って総当たりの試合をしようと思ってな」
総当たり戦か。
すごい魅力的だと思う。
四天宝寺は関西だから、めったに試合できないからね。
手塚「それでだ。高山には各学校に行ってそれぞれのプレーを見て気になる所を伝えて欲しい」
白石「Aにしかできひんことやで」
ニコっと笑い蔵に頭を撫でられる。
幸村「引き受けてくれるよね?」
……私で役に立てるのかな?
自信がなく下を向く。
跡部「おまえがいいんだよ。だから遠慮すんな」
顔を上げるとみんなが笑顔で私を見ていた。
A「お役に立てるように頑張ります!」
343人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Meto(プロフ) - 愛美さん» 遅くなってしまいすみません。ありがとうございます!頑張ります、よろしくお願いします! (2018年5月31日 14時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください! (2018年4月28日 22時) (レス) id: dde960ea55 (このIDを非表示/違反報告)
Meto(プロフ) - msさん» コメントありがとうございます^^なかなか更新できず申し訳ありません……これからもよろしくお願いします★ (2018年1月24日 16時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
ms - とても面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2018年1月23日 23時) (レス) id: 598b1107f4 (このIDを非表示/違反報告)
MeTo(プロフ) - 瀬名ユズキさん» コメントありがとうございます。ノロノロ更新ですが、頑張りますのでまた遊びに来てください* (2017年12月29日 23時) (レス) id: 060c0f3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MeTo | 作成日時:2017年11月24日 18時