145話 ページ47
A「えぇ!銀さん、案内役なの?」
石田「すまんなぁ。跡部はんに頼まれたんや」
銀さんは申し訳なさそうに肩をすくめる。
A「じゃあ、千歳くん……?」
千歳「俺と一緒に行くと?」
私は千歳くんを見て、考える。
……千歳くんはおばけ見つけたら探しに行っちゃう
A「千歳くんじゃないかも……」
千歳「なんね、置いとかんよ?」
A「……おばけ見つけたらどうする?」
千歳「そりゃ、捕まえんとね!」
得意気な顔をする千歳くん。
跡部「ごちゃごちゃうるせぇ!よく聞け、今夜は肝試し大会だ」
跡部さんが楽しそうに舞台上で叫んでいる。
そして、みんな楽しそうな歓声があがっている……
跡部「各校2名ずつおばけ役を出してもらった。残りの奴らでペアを組んでくぞ」
宍戸「ペアはどうやって決めるんだよ」
跡部「A!誰と組みたいか決まったか?」
肝試しの恐怖から逃れようと、ケーキを食べていると跡部さんに名前を呼ばれる。
A「決まってないです」
跡部「よし、じゃあ俺様と組め」
強引に決定しようとすると、会場からはブーイングが起こり始めた。
そうだよね、強引に決めちゃだめだよ、うん。
A「私、藍原さんとにする」
「「「はぁー?」」」
多分、この会場にいる全員が言ったであろう。
切原「な、何言ってるんすか」
正気ですか?と言わんばかりに、肩を掴みぶんぶん前後に揺らす。
A「あ、赤也……酔う、食べたもの出るから……」
切原「だって、A先輩が変なこと言うから」
A「いや、そうかもしれないけど……」
少し気になっていたのだ。
この会場の隅で1人で食べる藍原さんが……。
多分、昼間のことを気にしてるのか誰とも話さずに……
このままだと、誰とも組むことなんてないんじゃ……
なんて思ったので、"藍原さん"の名前を出したのだ。
藍原「私は嫌よ、あんたとなんて」
藍原さんに拒否されたけど……
跡部「仕方ねぇ、クジで決めるぞ。恨みっこなしだ、いいな」
「「「はーい」」」
跡部さんは、樺地くんに指示をしてクジを順番に引いていく。
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Meto(プロフ) - 愛美さん» 遅くなってしまいすみません。ありがとうございます!頑張ります、よろしくお願いします! (2018年5月31日 14時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください! (2018年4月28日 22時) (レス) id: dde960ea55 (このIDを非表示/違反報告)
Meto(プロフ) - msさん» コメントありがとうございます^^なかなか更新できず申し訳ありません……これからもよろしくお願いします★ (2018年1月24日 16時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
ms - とても面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2018年1月23日 23時) (レス) id: 598b1107f4 (このIDを非表示/違反報告)
MeTo(プロフ) - 瀬名ユズキさん» コメントありがとうございます。ノロノロ更新ですが、頑張りますのでまた遊びに来てください* (2017年12月29日 23時) (レス) id: 060c0f3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MeTo | 作成日時:2017年11月24日 18時