【テニプリ】続続★詐欺師が溺愛する幼馴染は対人恐怖症

103話 ページ5

着替えてみんなの元に行くと、すでにトランプが配られていた。

宍戸「ババ抜きだとよ」

侑士「Aちゃん、ココ座り」

侑士さんが隣をポンポンと叩き教えてくれる。

A「失礼します」

私は侑士さんと宍戸さんの隣に座り、トランプを見てペアを捨てる。
……この人数だからか、異常にカードの枚数が少ないように見える


向日「ビリの人は罰ゲームにしようぜ」

芥川「がっくん、それいいね！」

宍戸「なににするんだよ」

向日「そうだな……」

侑士「それなら跡部コレクションのメイド服着せるのはどうやろ」

いいこと思いついたという表情で、ニヤっと笑う侑士さん。

芥川「それいいねーAちゃん、めっちゃ似合いそうだC」

A「そんなことないですよ……」

侑士「そないなことあらへんで。Aちゃん、ごっつぅ足キレイやからな」

向日「侑士、変態だぞ」

侑士「なんや岳人、おまえもメイド服着たいんか？」

向日「いや……」


いつの間にか罰ゲームは跡部コレクションのメイド服を着ることになり、ゲームが始まる。


宍戸「ジロー！手札見るな！」

芥川「んー宍戸は持ってないC」

鳳「向日先輩、顔に出てますよ」

侑士「せやで、持っとるの岳人やろ」

向日「くそくそ！なんでわかるんだよ！」

みんなとっても楽しそうにババ抜きしてる。
氷帝さんはもっと固いイメージがあったけど、みんな優しいいい人なんだな……


芥川「Aちゃん、もう1枚なの？」

A「はい……」

とんとん拍子にカードが捨てられ、いつの間にか手札が1枚になっていた。

侑士「Aちゃん、強いんやな」

A「侑士さんが1抜けだったじゃないですか」

侑士「まあな」


侑士さんが1抜けして、残りは5人。
そして多分ババは宍戸さんが持ってる気がする……

宍戸「ほら、長太郎！さっさとカードを取れ！」

そして、鳳さんが運命の分かれ道にいる。
鳳さんのカードも1枚……
これで揃えば上がりだ。


鳳「宍戸先輩、すみません！」

どうやらババではないカードを引いたようで、そのまま上がりだった。


その後、のらりくらりとババが来ることはなく上がった。
……ちなみにビリは向日さんだった。

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