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129話 ページ31

お昼になったので、みんなは食堂に向かう。


私は、回収したボトルを洗うため、キッチンにいた。
この量と戦うのもだんだん慣れてきた。



柳生「Aさん」


ボトルと格闘していると、柳生くんがキッチンに入ってくる。


A「どうしたんですか?」

柳生「詳しい話は仁王くんから聞きました」

A「あ……えっと……」


詳しい話って、私がふられた話かな?


A「まーくん、なにか言ってましたか?」

ボトルを洗っている手を止め、柳生くんを見る。


柳生「とても、後悔していましたよ。ちゃんと話を聞けばよかったって」

A「そう……ですか」

柳生「藍原さんともしっかりお話されるみたいですよ。だから私が言うのも変なのですが……」


なにかをためらうように口をつぐむ柳生くん。


A「なんでしょうか?」


柳生「仁王くんを許してあげてください」


柳生くんが私にむかって頭を下げる。


A「ゆ、許すもなにも私怒ってないです」

慌てて柳生くんの身体を起こさせる。


柳生くんがすごく驚いた表情をしていた。


柳生「怒ってない……?」

A「怒ってないですよ。悲しかったですけどね」


少しホっとした表情を浮かべる柳生くん。


柳生「手伝いますよ。ボトル洗うの」


柳生くんは腕まくりをして、洗っている途中のボトルに手を伸ばす。


A「じゃあ、お願いしてもいいですか?」


柳生くんに数本お願いをして一緒に洗う。


お手伝いをしてもらったので意外と早く終わり、2人で食堂に向かう。


A「すみません、最後までお手伝いしてもらって……」

柳生「気にしないでください。あの量を1人でやるのは大変ですからね」


柳生くんと並んで歩いていると、


侑士「あ。Aちゃん、こっちやで」

食堂の入り口で侑士さんが手を振っている。

A「どうしたんですか?」

侑士「跡部がな、道に迷ったかもしれへんから入口にいろってうるさいねん」

わざとらしくため息をつく。

柳生「大変ですね、忍足くんも。では、Aさん。また練習で」

A「うん。午後そっちに行くね」

ニコっと笑うと柳生くんも笑い返してくれ、彼は立海のテーブルに向かった。


侑士「ほな、俺らも行こか」


私は侑士さんに連れられて、氷帝のテーブルに向かう。

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設定タグ:テニスの王子様 , 立海 , 仁王雅治   
作品ジャンル:恋愛
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Meto(プロフ) - 愛美さん» 遅くなってしまいすみません。ありがとうございます!頑張ります、よろしくお願いします! (2018年5月31日 14時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください! (2018年4月28日 22時) (レス) id: dde960ea55 (このIDを非表示/違反報告)
Meto(プロフ) - msさん» コメントありがとうございます^^なかなか更新できず申し訳ありません……これからもよろしくお願いします★ (2018年1月24日 16時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
ms - とても面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2018年1月23日 23時) (レス) id: 598b1107f4 (このIDを非表示/違反報告)
MeTo(プロフ) - 瀬名ユズキさん» コメントありがとうございます。ノロノロ更新ですが、頑張りますのでまた遊びに来てください* (2017年12月29日 23時) (レス) id: 060c0f3ab6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MeTo | 作成日時:2017年11月24日 18時

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