検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:183,265 hit

122話(仁王side) ページ24

?「…る………て」

夢の中で誰かが呼んでる気がする。

藍原「雅治!起きてってば!」

仁王「な、なんじゃ菜々か……」


夢の中で呼べれとると思ったが、現実だったんじゃな……
朝の弱い俺はまた布団にもぐる。


藍原「雅治!もうすぐごはんだよ?」

菜々に布団を持ってかれる。
……少しは静かにできんじゃろうか
俺はため息をつく。

仁王「なんじゃ、おまんだけか?」

藍原「菜々も起きたら、蔵ノ介たちいなかった」

時計を見ると6時50分をさしていた。
あいつらのことだ、きっと朝練にでも行ったんじゃろ。

俺は布団から出ると着替えを済ませる。
鏡に映る俺は、なんとなく疲れていた。
そりゃそうか……
Aに泣かれるのが俺にとっては一番辛い。
……あいつ、ちゃんと寝たかな?


菜々にバレんように、ふっと笑いすぐ表情を戻す。

仁王「さて、行くかのぅ」

藍原「うん!」


食堂に向かってる間、ずっと菜々が俺に何かを話していたが、全く耳に入らなかった。
食堂の入り口には、青学の桃城や四天宝寺の金色たちがおった。
その奥では、困ったAが見える。


仁王「なんの騒ぎじゃ?」

藍原「……なにあれ……」

仁王「ん?菜々なんか言ったかのぅ」

藍原「ううん、なんでもない」

菜々がなんか言った気がするが気のせいだったか。
あいつらがどかんことには、食堂に入れない。
どうしたもんか……
と考えていたら、俺らの隣を財前が通りすぎる。
……通った時、睨まれた気がした。


目の前のいざこざが終わった。
財前がAを助けたようじゃった。


俺は歩き出し、

仁王「邪魔なんじゃが」

A「ま……仁王くん……ごめんなさい」

Aが"まーくん"っと呼ばずに、"仁王くん"と呼ぶ。
胸がチクっと痛む。
……もう、名前では呼ばれんじゃろうからのぅ


俺は胸の痛みに気が付かないように、なにも言わずに通りすぎる。

123話(仁王side)→←121話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (121 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
343人がお気に入り
設定タグ:テニスの王子様 , 立海 , 仁王雅治   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Meto(プロフ) - 愛美さん» 遅くなってしまいすみません。ありがとうございます!頑張ります、よろしくお願いします! (2018年5月31日 14時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください! (2018年4月28日 22時) (レス) id: dde960ea55 (このIDを非表示/違反報告)
Meto(プロフ) - msさん» コメントありがとうございます^^なかなか更新できず申し訳ありません……これからもよろしくお願いします★ (2018年1月24日 16時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
ms - とても面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2018年1月23日 23時) (レス) id: 598b1107f4 (このIDを非表示/違反報告)
MeTo(プロフ) - 瀬名ユズキさん» コメントありがとうございます。ノロノロ更新ですが、頑張りますのでまた遊びに来てください* (2017年12月29日 23時) (レス) id: 060c0f3ab6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MeTo | 作成日時:2017年11月24日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。