117話 ページ19
跡部「おまえ、結構上手いんじゃねぇの?あーん?」
ゲームが終わり、跡部さんに声をかけられる。
A「いえ、そんなことないです……」
不二「いや、あの跡部と幸村と打ち合える位だからね。すごいよ」
A「2人が手加減してくれてたからですよ……」
幸村「俺は女の子でも手加減しないけどな」
にっこりほほ笑む精市くん。
……みんな優しいな
白石「Aも普通にテニスすればええのに。好きなんやろ?」
A「うん……みんなとできるなら好きかな……?」
不二「ふふ。その"みんな"には僕も入ってるかな?」
A「もちろんですよ」
みんなが打ち返せるところに打ってくれて、ラリーを続けてくれるから……
だから楽しい、それはホントのことだった。
跡部「もうこんな時間か。部屋に戻るぞ」
白石「せやな。そろそろ朝食か」
時計を見ると、6時30分をさしていた。
A「私、ボトル回収するので先に戻っててください」
私は蔵にラケットを返すと、籠を持ちその場を去ろうとすると
白石「待ちや、A。俺も一緒に行くで」
幸村「うん、そうだね」
不二「跡部も行くよね?」
跡部「しょうがねぇな、付き合ってやるよ」
A「……だ、大丈夫です。1人で…」
テニスを一緒にやってくれただけでも嬉しいのに、そのうえ一緒に片付けなんて……
申し訳ない。
断わろうとすると、持っていた籠をひょいっと蔵に持たれる。
白石「ええやん。一緒に行くで」
蔵が籠を持ち、反対の手で私の手を引く。
幸村「白石、それはずるくないかい?」
精市くんが蔵とは反対の手を握る。
不二「幸村はいつでも繋げるんじゃないかな?」
幸村「そんなことないよ。いつもは仁王が邪魔するからね」
"仁王"っという言葉に身体がビクっと反応する。
……今からこんな感じじゃまーくんに会ったときどうすんだ
4人にバレないように苦笑いをする。
白石「A、大丈夫か?」
A「ん?大丈夫だよ」
私は心配かけないように蔵たちに笑いかけた。
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Meto(プロフ) - 愛美さん» 遅くなってしまいすみません。ありがとうございます!頑張ります、よろしくお願いします! (2018年5月31日 14時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください! (2018年4月28日 22時) (レス) id: dde960ea55 (このIDを非表示/違反報告)
Meto(プロフ) - msさん» コメントありがとうございます^^なかなか更新できず申し訳ありません……これからもよろしくお願いします★ (2018年1月24日 16時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
ms - とても面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2018年1月23日 23時) (レス) id: 598b1107f4 (このIDを非表示/違反報告)
MeTo(プロフ) - 瀬名ユズキさん» コメントありがとうございます。ノロノロ更新ですが、頑張りますのでまた遊びに来てください* (2017年12月29日 23時) (レス) id: 060c0f3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MeTo | 作成日時:2017年11月24日 18時