109話 ページ11
え……？
どういうこと……？
目の前の現実の衝撃が強すぎて、思考がストップする。
……ホントはここから今すぐ逃げ出したい。
けど……
柳生「仁王くん、こんなところにいたんですか？」
とっさにその場にしゃがみ込む。
私が来た反対方向から柳生くんが歩いてくる。
多分、柳生くんからだとまーくんだけいるように見えると思う。
仁王「おう、柳生か。なんじゃ？」
柳生「あなたって人は……ミーティングですよ」
仁王「忘れてたナリ」
藍原「じゃあ、雅治。私行くね」
藍原さんは嬉しそうにまーくんに手を振ってその場を去る。
柳生「あれ？藍原さんとご一緒だったんですか？」
仁王「そうじゃが、なぜじゃ？」
柳生「Aさん、来ませんでしたか？探しに行ってくれたのですが……」
仁王「会っとらんな」
……どうしよう。
出るなら今かな……？
私は意を決して、立ち上がる。
A「あ、いた」
震えている声を隠しながら、自然に自然に声をかける。
柳生「Aさん」
A「ま、まーくんここにいたんだ。探したんだよ？」
仁王「ほうか。それはすまんかったのぅ」
まーくんは後ろに束ねてある自分の髪を触る。
柳生「さぁ、戻りましょう。幸村くんが待ってますよ」
仁王「なんて言い訳するかのぅ」
柳生くんと仁王くんが先に歩く。
私も後ろからついていく。
幸村「……A？」
A「は、はい」
幸村「どうしたんだい？ミーティング終わったよ？」
A「あ、あれ？」
確かに周りを見渡すと、精市くん以外だれもいなかった。
……てか、なにか重要なこと話してたらどうしよう
幸村「仁王たちと帰ってきてから、心ここにあらずって感じだったけど、なにかあった？」
精市くんに目をじっと見つめられ尋ねられる。
A「……な、なにもないよ」
脳裏にはさっきの2人のキスが思い出されるが、頭を振って忘れようとする。
幸村「そう？ならさっき俺がお願いしたこと覚えてる？」
A「……覚えてないです」
幸村「だと思った」
はぁっとため息をつき、精市くんは私の頭の上に手をのせる。
幸村「なにがあったかは無理に聞かないけど、つらくなったら言ってね」
そういうと部屋から出て行った。
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Meto(プロフ) - 愛美さん» 遅くなってしまいすみません。ありがとうございます！頑張ります、よろしくお願いします！ (2018年5月31日 14時) (
レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください！ (2018年4月28日 22時) (レス) id: dde960ea55 (このIDを非表示/違反報告)
Meto(プロフ) - msさん» コメントありがとうございます^^なかなか更新できず申し訳ありません……これからもよろしくお願いします★ (2018年1月24日 16時) (レス) id: b51652d740 (このIDを非表示/違反報告)
ms - とても面白いです！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年1月23日 23時) (レス) id: 598b1107f4 (このIDを非表示/違反報告)
MeTo(プロフ) - 瀬名ユズキさん» コメントありがとうございます。ノロノロ更新ですが、頑張りますのでまた遊びに来てください＊ (2017年12月29日 23時) (レス) id: 060c0f3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MeTo | 作成日時：2017年11月24日 18時
