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A side.
忙しなく過ぎる日々に身を任せ、
いつの間にか 卒業の日を迎えていた.
次々と生徒の名前が呼ばれる中、
�� 草川 拓弥 ��
名前が呼ばれ 『 はい 』と気だるそうに
返事をする彼の声を久しぶりに聞く.
思い起こせばあれから二ヶ月が経過している.
すれ違っても目を合わせない様に逸らして、
LINEだって連絡しちゃわない様に作り直して..
結局 私の意識は全部、拓弥にあった.
卒業すれば。大阪に行けば。
拓弥のことを考えなくて済む.
だから、夏海に『 後悔しないようにね 』
と 式が終わった帰り際に釘を刺されたことも、
私は全部 都合の良い様に解釈した.
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作者名：すまめ | 作成日時：2016年7月28日 22時
