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その日は、拓弥と会うこともなく一日が過ぎた.
気を紛らわす為に、進路の書類に
記入する作業に取りかかり、1週間後に
提出の課題も 終わらせてしまった.
それでも、連絡が来てないか
なんて、無駄に スマホを確認しちゃったり.
そんな自分が嫌で、一刻も早く忘れたかった.
いまは違うことに集中することに必死で、
スマホを機内モードに設定し、眠りについた.
拓弥ちゃんと話がしたい
拓弥からの そのメッセージに気付いたのは、
次の日の朝で、私は 既読も付けず
そのまま画面を閉じて 学校へ向かった.
それから何日か、拓弥から一日一通は
メッセージが届いていたのだけれど、
私はそれに気付かないフリをし続けた.
そして、拓弥からの連絡が途絶えた１週間後.
私たちの関係は、正式に終わったのだ.
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作者名：すまめ | 作成日時：2016年7月28日 22時
