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魔 「悪い冗談だな」
霊 「..........」
魔 「おい霊夢。冗談だよな?」
霊 「...............霊力がね、薄くなっているのよ」
魔 「で、でも霊力が薄くなるだけで霊夢はただの人間になるだけじゃ」
霊 「狸妖怪にお願いして、姿をいつもと同じようにしてもらってるのだけどね」
魔 「マミゾウさんに....?」
霊 「術を解いた私は手足は動かないしまずこうやって立ててるのも奇跡なくらいなの」
魔 「なんで、急に、?」
魔理沙は急な霊夢のカミングアウトに動揺を隠せずにいた
霊 「........この異変は、私を狙ったものだと思うの」
魔 「夏が、終わらないこ、とが?」
霊 「.....気付いていたの?」
魔 「私が紅魔館に行ったとき、フランドールといろいろ最近の現象を調べてたんだ」
霊 「......へぇ」
魔 「でも!もし夏だけになって寿命が短くなれば!そしたらあたしも!」
霊 「もう博麗の巫女は、代替の時期なのよ」
魔 「.....さすがに早すぎるだろ」
霊 「それを決めるのは私でも、紫でも、貴方でもないわ。幻想郷に従わなきゃ、私はみんなの日常を奪ってしまう。」
魔 「.......................。」
霊 「タイムリミットは明日」
霊 「明日で術が解けるの。だから、もう足掻きもせずに、全てをやめにするわ。」
魔 「お前は、、霊夢はそれでいいのか、、、?」
霊 「もう覚悟は出来てる。」
魔 「.......なら、止めはしない。けど、最後までお前といる権利は、あるよな?」
霊 「......もちろんよ、親友」
霊 「ここ1週間、幻想郷を回って改めて思ったの。本当にここは素敵な楽園だわ......」
魔 「.........あと行ってない場所は?」
霊 「紅魔館、あと永遠亭くらいね」
魔 「最初に永遠亭か」
霊 「本当は紅魔館行ってからの方が良かったのだけどね〜仕方ないわ」
魔 「行くか?もう」
霊 「えぇ。箒、のせてくれる?」
魔 「.......当たり前だろ」
霊 ニコニコ
〜永遠亭向かう道中〜
霊 「迷いの竹林前でいいわよ」
魔 「分かったぜ」
霊 「妹紅にも挨拶したいしね」
魔 「.................」
魔 「お前は、死ぬのが怖くないのか?」
霊 「まったく?.....あぁでも、次の博麗の巫女がちゃんと出来るかだけは、気になるわね....。私はいないから、あんたが支えてやってね。」
魔 「あぁ....。さ、ついたぜ」
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作成日時:2021年12月27日 10時