仮面5枚目 ページ9
A side
雄英の授業はレベルが少し上がっただけで中学校とあまり変わらなかった。
そして午後の1番憂鬱な時間、ヒーロー基礎学の時間が来る。
「わーたーしーがー！」
あぁ、この声を聞くだけでも吐き気がする。
「来っ！」
「普通にドアから来た！」
「オールマイトだ…！すげえや本当に先生やってるんだな…！」
「シルバーエイジのコスチュームだ……！画風違いすぎて鳥肌が……」
クラスのほとんど全員が喜ぶ中、私は澄まし顔を保ちながら吐くのを必死で抑えていた。
「ヒーロー基礎学！早速だが今日はこれ！戦闘訓練！！」
「戦闘……」
「訓練……！」
緑谷と爆豪が反応する。
「そしてそいつに伴って……こちら！」
オールマイトがリモコンのボタンを押すと壁から何かが出てくる。
「「「！？」」」
「入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえた……
「「「おおお！！」」」
「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ！」
「「「はーい！！」」」
「Aちゃん着替えるの早いね！」
"A"の苗字はあいつらの名前を背負っているようで嫌いだ。だから、女子には名前で呼んでもらうことにした。
『私のコスチューム、普通の服みたいで着やすかったの！』
私のコスチュームは耐火機能などが付いているフード付きのパーカーとズボンで、腰には素手で戦う時には不利になった時ようにナイフを何本かつけている。
"みんなのコス可愛いね"何て話をしながら、指定されたグラウンドに集まった。
「さあ、始めようか有精卵共！戦闘訓練のお時間だ！」
オールマイトが長々と説明をしていたが、私があいつの話を聞く訳がなく、後で芦戸三奈に聞くと、敵とヒーローに分かれて2対2の屋内戦をするようらしい。
ルールはヒーローは制限時間内に敵を捕まえるか核兵器を回収すること、敵は制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕まえることが勝利条件。
私はIチームで尾白と葉隠の3人ですることになった。
1回戦目は緑谷のチームと爆豪のチームで仕組まれたような組み合わせとなった。
爆豪の個性で建物の一部が吹き飛んだりしたが、私は特に興味がなかった。
そして講評が終わり、次の対戦はB対I。つまり私のチームの番となった。
相手は轟と障子で私たちが敵側となった。
へぇ、私にぴったりじゃん。
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ココア(プロフ) - 孔雀さん» "お名前"と書いてるすぐ下の"苗字、あだ名の設定が可能"というのが使わないので消したいんです…！ (2021年8月17日 18時) (
レス) id: c02015ea5f (このIDを非表示/違反報告)
孔雀(プロフ) - 文字変換ルールというのは名前変換のことでしょうか？ (2021年8月16日 18時) (レス) id: 3ff2a4c3bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココア | 作成日時：2021年4月12日 21時
