仮面33枚目 ページ43
A side
「死柄木さん、クプラさん」
テスト前だが特に気にすることもなく、ぼーっとしていると扉をノックし、ブローカーの義爛がBARへ入ってくる。
「
『ねえ義爛、相談があるんだけど「で、そいつらは？」』
弔は私の話を遮り、眺めていた緑谷の写真を個性で粉々にした。
「生で見ると…気色悪ィなァ」
「うわぁ手の人！クプラさんもいる！ステ様の仲間だよねえ！？ねえ！？私も入れてよ！敵連合！」
義爛の後ろから全身ツギハギの男と私と同い年くらいのテンションの高い女子高生が入って来た。
「………黒霧、こいつらトバせ。俺の大嫌いなもんがセットで来やがった。餓鬼と礼儀知らず」
「はあ？」
「餓鬼ならそいつもだろ。しかもそいつ雄英生だ？イカレてんのか」
ツギハギの男が私を睨んでくる。
『顔がツギハギになってる奴に言われたくないね』
「こいつは別だ」
「まァまァ…せっかくご足労いただいたのですから話だけでも伺いましょう死柄木弔、クプラ。
それにあの大物ブローカーの紹介戦力的には間違いないハズです」
既に喧嘩が始まりそうな雰囲気を黒霧が仲裁し何とか阻止した。
「何でもいいが手数料は頼むよ黒霧さん。紹介だけでも聞いときなよ
まずこちらの可愛い女子高生。名も顔もしっかりメディアが守ってくれちゃってるが、連続失血事件の容疑者として追われてる」
「トガです！トガヒミコ！生きにくいです！生きやすい世の中になってほしいものです！ステ様になりたいです！ステ様を殺したい！だから入れてよ弔くん！クプラさん！」
「意味がわからん破綻者かよ」
『紹介していいなんて言ってないんだけど』
「会話は一応成り立つ。きっと役に立つよ。次こちらの彼、目立った罪は犯してないがヒーロー殺しの思想にえらく固執してる」
私の言葉を無視し義爛は淡々と2人を紹介し始めた。
「不安だな…この組織本当に大義はあるのか？まさかこのイカレ女入れるんじゃねえよな？」
「おいおいその破綻JKすら出来ることがお前は出来てない。まず名乗れ大人だろう」
「今は"荼毘"で通してる」
「通すな本名だ」
「出すべき時になったら出すさ。とにかくヒーロー殺しの意思は俺が全うする」
ステインのことしか話さない私と弔はだんだん苛立ってきていた。
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ココア(プロフ) - 孔雀さん» "お名前"と書いてるすぐ下の"苗字、あだ名の設定が可能"というのが使わないので消したいんです…！ (2021年8月17日 18時) (
レス) id: c02015ea5f (このIDを非表示/違反報告)
孔雀(プロフ) - 文字変換ルールというのは名前変換のことでしょうか？ (2021年8月16日 18時) (レス) id: 3ff2a4c3bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココア | 作成日時：2021年4月12日 21時
