仮面8枚目 ページ12
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弔に言われた通り、あの計画に必要なチンピラを集め始め、気がつくとすっかり夜になっていた。
「こんなとこで終わってたまるかよォォ！」
声のした路地裏の方へビルの屋上から見に行くと、銀行強盗をしたであろう2人組の男がヒーローに追い詰められていた。
2人のうち1人は金が入っている袋を大事そうに抱えていた。
「もう終わりだ！あきらめろ！」
『終わりなのはお前の方だな』
ヒーローが敵を拘束しようとしたところを私はこっそりヒーローの後ろに回り、背中に触れ個性を発動した。
「なんだ貴様…がっ！」
内臓だけが潰れ、グシャッという音が路地裏に響いた。
私は雄英に入る前まで中学に通いながらヒーローを殺していた。
助けないヒーローも、正義面してるヒーローもいらない。
この世の中はそんなヒーローしかいない。
だったらこの私がヒーローを無くすしかない。それだけを信じて生きてきた。
私の個性は対象に触れていないと使えない。
ただ、義爛から買ったサポートアイテムの手袋なら指紋をつけずに個性が使えた。
対象に触れ、内臓だけを圧力で潰し確実に殺した後圧力を元に戻す。そうすることで死因不明の死体として警察やヒーローが私に辿り着いたことはなかった。
「ひっ！…お前…ヒーロー殺し…ステインか？！」
「ちっ…ちげぇ…素手で相手を潰す…あんた、クプラだろ…！」
『そうだけど、ステ…？誰それ。まあいいや、それより…』
「助けてくれたのは礼を言う！でもか、金だけは勘弁してくれ！！」
『んー欲しいけどいらない。欲しいのは戦力。君達ヒーローは嫌いでしょ？』
「……一体何を…？」
『雄英に侵入して、平和の象徴を殺す』
「オールマイトを…？無理だろ…」
『(弔が言うには)殺す算段はある(らしい)。どうする？』
「…もし…断れば？」
『今この場で殺す、もし雄英であんたらが捕まっても私は知らない』
「(選択の余地なしかよ…)」
「分かった。助けてくれた礼だ、協力するぜ」
『交渉成立。黒霧』
そう呼ぶと2人組の後ろから黒霧が出てくる。
「では、詳細を話しますから、こちらへどうぞ」
そうして、２人組は黒霧のモヤの中へ消えていった。
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ほぼ脅し…笑
設定、かぎかっこの追加、個性の詳細を少し、変更しました(汗)
確認お願いします…！
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ココア(プロフ) - 孔雀さん» "お名前"と書いてるすぐ下の"苗字、あだ名の設定が可能"というのが使わないので消したいんです…！ (2021年8月17日 18時) (
レス) id: c02015ea5f (このIDを非表示/違反報告)
孔雀(プロフ) - 文字変換ルールというのは名前変換のことでしょうか？ (2021年8月16日 18時) (レス) id: 3ff2a4c3bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココア | 作成日時：2021年4月12日 21時
