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オデオン出現 ページ11

『オデオン…!!どうしてここに!?』

私は突如として現れた彼の名を呼ぶ。
やはりというべきか、オデオンは今ここで何が起きていたのか状況が全く分かっていないようで、呆然とこちらを見ているようだった。

「ルーザ様…?これは一体………それにネク殿もいらっしゃるではないか」

オデオンはボソボソと呟くように言う。すると、彼の言葉にネクが低い声で「あぁ」と反応した。

「丁度いいところに来て下さいました、オデオン様。早くルーザ様を彼女から引き剥がしてくれませんか?」

単刀直入にネクが言うと、オデオンの動きが一瞬固まる。
しかし、すぐにわざとらしく咳払いをするとやや動揺しながら彼の言葉に頷いた。

「…る、ルーザ様。ネク殿もこう言っておられる事ですし、何よりもAが苦しそうです。そろそろ彼女を離しては下さいませんか?」

話も伝えられない事ですし、とオデオンは続ける。

「なんだ…オデオンもそんな事を言うのか…。分かったよ。オデオンの頼みだから仕方ない。Aもごめんね」

オデオンの言葉に渋々、と言った様子でルーザは私を抱き締めるのを辞めた。
ホッとしたのも束の間、ネクが何か言いたげな表情をルーザに向けているのを見て、私は思わず苦笑してしまった。
すると、それに気付いたネクがため息を吐くと同時に、オデオンに対し言葉を掛ける。

「はぁ…それで、オデオン様。話とは何ですか?僕に関係が無い事なら、このままルーザ様をお引き取り願えないでしょうか」
「あぁ…その事なのだが、魔王城に戻ってから話そうと思ってな。Aの魔王軍入軍について伴う話もしなければなるまいし」

………そんな話もありましたね

すると、途端にネクが眉根を寄せてオデオンの言葉に抗議する。

「オデオン様!それはどういう事ですか!?彼女を魔王軍に入軍させるなど…!もしかしたらAは怪我をしてしまうかもしれないんですよ!」
「ネク殿、気持ちも分かるが落ち着いて頂きたい」
「落ち着ける訳っ…!」

オデオンの言葉に余計憤ってしまうネク。そんなネクの肩をやれやれと言った様子でオデオンは掴み、言葉を続けた。

「興奮しているところ悪いがネク殿にも是非魔王城に出向いて話を聞いて貰いたい。
…いや、"して"貰いたいと言った方が正しいか」

オデオンがそうネクに告げた時には、既に日が暮れていた。

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とある兵器の八咫烏 - おあああああああああネクさん愛してるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉネクさんオチが良i((殴 (2015年5月11日 18時) (レス) id: 48a9418dfb (このIDを非表示/違反報告)
松風フェイ(プロフ) - お久しぶりです。続き、楽しみにしています (2015年1月24日 16時) (レス) id: 9e020c0394 (このIDを非表示/違反報告)
ムーユー(プロフ) - この小説面白いです!更新頑張ってください! (2014年7月23日 0時) (レス) id: 8082e8327d (このIDを非表示/違反報告)
ユエリア - 頑張ってください! (2014年7月6日 20時) (レス) id: 3ecea1b588 (このIDを非表示/違反報告)
うお目うお科うおうお(プロフ) - ありがとうございます!! 最近ネタがちょいちょい尽きてきて…取り敢えず魔王軍に入軍させるのは決定にしようかと思うのですが… (2014年7月4日 20時) (レス) id: 500b4b8ae5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うお目うお科うおうお | 作成日時:2014年1月20日 17時

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