エピソード30 ページ10
Aちゃんは急いでノートに何かを書くと、ページを破いて二つ降りにし、オルトくんに手渡した。
「此れを、オルトさんのお兄さん、イデアさんへ渡して下さい。
あ、機密事項なので、オルトさんとイデアさん以外には内緒ですよ。勿論、誰かに内容を喋ってはいけません」
Aちゃんはちょっと意地悪っぽく笑い、人差し指を口に当てる。
オルトくんはそれを受け取り、力強く頷いた。
オ「分かった！ちゃんと兄さんに届けるよ！」
「あ、あとそれから…
…お兄さんを、大切にして下さいね」
Aちゃんは伏せ目がちで笑いながらそう言った。
ユ「……」
オ「もっちろんだよ！兄さんをバカにする奴らなんて、僕がビームでメッしちゃうから！」
「あらあら、それは心強いですね〜♪
…それでは、宜しく頼みましたよ」
オ「うん！それじゃあ監督生さん達、またねー！」
オルトくんは機械の手がちぎれるかと心配になるくらいブンブンと手を振って、笑いながら向こうへと飛んでいく。
Aちゃんも、嬉しそうに手を振り返す。
…でも、彼女が見送ってる目はどこか遠くを見てるようで、少し寂しそうに見えた。
同じように手を振ってた私は、そんな彼女に声をかけようとした。
ユ「……Aちy」
グ「おい子分。用が済んだんなら早く寮に帰るゾ！オレ様もう待ちくたびれた！！」
あ、ちょグリム！！
「ハイハイ、分かっていますよ。
それでは、寮へ戻りましょうか！」
Aちゃんはいつもの朗らかな笑顔で、ごねるグリムを宥める。
…それを見て、私も精一杯笑った。
ユ「…そうだね！
早く解決して、学園長からマジカルシフトの出場枠ぶん取らないと！」
「フフッ、そうですね！」
ユ「あっ！！
さっきのウワサで、Aちゃんはお嬢様じゃないよって言うの忘れてた！」
「良いじゃないですか。私的にはそのままでも……
(///∇///)」
グ「オマエ、それで目付けられても知らないんだゾ」
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布教する猫(プロフ) - その発送はありませんでした……確かに可愛い！！宇琉夜ハルさんコメントありがとうございます！ (3月27日 10時) (
レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - エピソード40を見ているとウツボのエラを掃除しに行く小さいエビを思い出してすごく可愛かったです！ (3月27日 10時) (レス) @page20 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます！！頑張ります！！ﾟ+.ヽ(≧▽≦)ﾉ.+ﾟ (2022年3月25日 17時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ふりぃわいはい(プロフ) - すごい面白いです！更新楽しみにしています！(///∇///) (2022年3月25日 17時) (レス) @page22 id: ca558b45f8 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - 気軽にご感想をお書き下さい (2022年2月7日 19時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：布教する猫 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs yue1
作成日時：2022年1月7日 0時
