エピソード56 ページ35
オ「学園事故を監視カメラで一から調べ直すなんて、本当に熱心だね!」
「え、えぇまぁ…。
調査が成功したら、マジカルシフト大会に出場させてくれると学園長さんから頼まれて、皆さん張り切ってるんですよ。
…だから、何かお手伝いが出来ないかなと思って…」
…証拠も無く八方塞がりですが。
オ「そうなんだ!
Aさんって、欠航優しくて頑張り屋さんなんだね!」
「…いいえ。私よりユウさんの方が優しいですわ」
……今日だって、危ないのに私を置いてキングスカラーさんの方へ飛んでいった。ああいう荒事は私に頼んだら良いのに。
…直ぐ動けなかった私も私ですが。これは反省ですね……
オ「…Aさん?大丈夫?」
オルトさんに顔を覗き込まれるように心配される。私は慌てて愛想笑いで誤魔化した。
「だ、大丈夫ですよ!事故の発生源が見つからないので、落ち込んでただけですわ。
…あーあ、こんな時、武装探偵社の名探偵である江戸川乱歩さんが居たら、ぜーんぶ解決するのに…」
私が遠い目で呟くと、オルトさんは興味津々で聞いてきた。
オ「ランポさん…って誰?凄い人?」
「それはもう凄い人ですよ!
江戸川乱歩さんは私の世界に住む名探偵なんです。
異能力「超推理」で、事件現場を少し見ただけで事件の真相が分かり、しかも、その場に居なくても僅かな手掛かりで瞬時に謎を解決出来ちゃうんですよ〜!」
…まぁ、真実はちょっと違うんですけどね。
オ「スゴーい!!(☆∀☆)
Aさんの世界にはそんな人がいるんだ!」
オルトさんはキラキラした目で私を見つめる。
オ「僕、もしAさんの世界に行けたら、兄さんと一緒にその人に会ってみたいなぁ……
ねぇねぇ!他にはどんな能力を持ってる人がいるの!?」
「そうですねぇ……。
少し先の未来予知が出来たり、虎に変身出来たり、服を操って武器にしたり、異能力自体を消す事が出来たり、重力を操って人をぺっしゃんこにしたり、書いた言葉を具現化させたり、ある条件付きで怪力になったり怪我を治す事が出来たり…」
私は知っている異能力者を能力を指折り教えていく。
そうして、私達は能力やユニーク魔法について楽しく盛り上がり、気がつくと1時間程の時間が立っていた。
オルトさんはメンテナンスをお兄さんにしてもらわないといけないと云ったので、映像をお借りして私達はその場で解散した。
別れた後、寮の寝室部屋に移動しようとしたが、間違えて寮の門の外に移動してしまい…
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布教する猫(プロフ) - その発送はありませんでした……確かに可愛い!!宇琉夜ハルさんコメントありがとうございます! (3月27日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - エピソード40を見ているとウツボのエラを掃除しに行く小さいエビを思い出してすごく可愛かったです! (3月27日 10時) (レス) @page20 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます!!頑張ります!!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚ (2022年3月25日 17時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ふりぃわいはい(プロフ) - すごい面白いです!更新楽しみにしています!(///∇///) (2022年3月25日 17時) (レス) @page22 id: ca558b45f8 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - 気軽にご感想をお書き下さい (2022年2月7日 19時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2022年1月7日 0時