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エピソード53 ページ32

レ「…オレらがコイツらを解放する代わりに、何を要求するか……ちゃんと考えてから言ってるんだよな?」

ユ「…そ、それは〜…えーと……」

そんなの考えてないよ!?ノープランだよ!!(ToT)


…そんな時、モフモフな尻尾にとんがったケモ耳の人影……ジャックがやって来た。

ユ「ジャ、ジャック!!」

ジャ「なにしてんすか、アンタら」

彼は険しい顔でそう言うと、全員を睨み付ける。

レ「ん?縄張りに入ってる奴らと、ちょっと遊んでやってるだけだろ」

ジャ「初心者いたぶって何が楽しいんスか。
…あと、そこの女からかってる事も」

ラ「なーにぃ?ジャックくん、正義のヒーローみたいでカッコいいッスねェ、シシシッ!」

ジャ「オレはただ、みっともなくて見てられねぇって言ってるだけっす」

ジャ、ジャック……!!

レ「……。
はっ、しらけた事言うぜ」

サバナクロー寮生A「おいジャック!てめぇ、1年のくせに生意気だぞ!」

ジャ「……あんたらこそ、上級生のすることじゃないんじゃないすか」

サバナクロー寮生A「あんだとぉ!お前もやられたいんかよぉ?」



「…けど、貴方方の狙いはその方がいう「いたぶり」だったんですよね?」


後ろからそんな声が聞こえ、周りはザワザワとどよめく。慌てて振り返ると、怖い顔をして銃を構えているAちゃんがいた。

ユ「Aちゃん!?いつの間にか後ろに…」

「先程からずっといましたよ。ジャックさんが来る前に」

ユ「そ、そう……てか、客席に戻ってって言ったじゃん!」

「あのまま私が言われた通り引っ込むとでも?」

はいそーでしたね!?
あとその銃下ろそうか!?

「嫌です。
…勝負をかけるところから疑えば良かったですわ、キングスカラーさん」

レ「は、1年坊。威勢がよくて結構な事だ」

レオナ先輩とAちゃんはお互いに睨みあう。

レ「…まぁいい。もう飽きた。
お前らと遊んでもなんの意味もねぇ。
行くぞラギー」

ラ「ウィー」

レオナ先輩に言われ、ラギー先輩は気の抜けた返事で一緒に帰っていこうとする。

…それを止めたのは、うつむいたAちゃんだった。

「待って下さい。
サバナクロー寮長さんに少し聞きたい事があるのですが」

Aちゃんは少し思い出したような口調で言うと、こう尋ねた。




「…何故、"学園長さんから貰った被害届の中で、貴女方の寮の被害が一番少ない"のか、理由をご存知ありませんか?」

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布教する猫(プロフ) - その発送はありませんでした……確かに可愛い!!宇琉夜ハルさんコメントありがとうございます! (3月27日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - エピソード40を見ているとウツボのエラを掃除しに行く小さいエビを思い出してすごく可愛かったです! (3月27日 10時) (レス) @page20 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます!!頑張ります!!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚ (2022年3月25日 17時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ふりぃわいはい(プロフ) - すごい面白いです!更新楽しみにしています!(///∇///) (2022年3月25日 17時) (レス) @page22 id: ca558b45f8 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - 気軽にご感想をお書き下さい (2022年2月7日 19時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1  
作成日時:2022年1月7日 0時

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