エピソード42 ページ21
リ「フロイドもAもいい加減にしろ!早く離r…」
ジェ「おやおや、ウワサのお嬢さんにずいぶんと気に入られたようですねぇ、フロイド」
ジェイド先輩は面白がって他人事のように言うと、Aちゃんへ物腰柔らかに自己紹介をした。
ジェ「初めまして。ウワサの可愛いらしいお嬢さん。
私の名はジェイド・リーチ。今あなたを担いでいるその方は、私の双子のフロイドです」
「あら、ご丁寧にありがとうございます。
私の名前は織原Aと申します。どうぞ宜しくお願い致しますわ!」
Aちゃんも彼に向き直り、フロイド先輩に担がれながら自己紹介。
「髪も瞳も顔つきも……
おそろいのピアスも綺麗…!
背丈もこんなに高くて羨ましいですわ!!どうやったらそんなに高くなれるの!?教えて!」
Aちゃーん!お願いだから今の状況気づいてー!(T∀T)
ジェ「フフッ、それは嬉しい」
フ「ねぇジェイド〜!
オレこいつ気にいった〜!このピンポンパールちゃんオレらの寮にいれてもいーい?」
ちょっと!?
ユ「そ、その子は私達の寮生です!!返して下さい!」
フ「え〜〜良いじゃーん!
ピンポンパールちゃんもそう思うよねぇ?」
フロイド先輩は人懐こい微笑みでAちゃんに尋ねた。彼の目に圧がかかっているのに気づかず、Aちゃんはきょとんとした顔で答える。
「い、いえ。私はユウさんの……オンボロ寮の寮生なので……。
…というかあの、"ピンポンパールちゃん"って誰ですか?」
ジェ「フロイド。この人の転寮の話は少し置いておきましょう。それよりも……」
ジェイド先輩はそう言ってこっちに向き直り、ニコッと笑いかけた。
ジェ「スパイ行為を見逃すわけにはいきませんねぇ。何故僕たちを監視していたのか、理由を詳しくお聞かせ願えますか?」
げっ!!疑われてる!?Σ( ̄□ ̄;)
エ「コイツ、物腰は柔らかだけど、全然目が笑ってない…」
ケ「と、とにかくお邪魔しました〜!
ほらAちゃん、行こ!」
ユ「退散だよAちゃん!」
ケイト先輩が冷や汗をかいてAちゃんを手招きしながら早足に後退りする。
リドル先輩以外の他のみんなも、私達を置いてくように去っていく……
ユ「…っておぉい!!」
エ「わりぃユウ!任せた!」
グ「こ、こういう時はユウの方が対処早いから、頼んだゾ!」
こんのバカども…!
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布教する猫(プロフ) - その発送はありませんでした……確かに可愛い!!宇琉夜ハルさんコメントありがとうございます! (3月27日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - エピソード40を見ているとウツボのエラを掃除しに行く小さいエビを思い出してすごく可愛かったです! (3月27日 10時) (レス) @page20 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます!!頑張ります!!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚ (2022年3月25日 17時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ふりぃわいはい(プロフ) - すごい面白いです!更新楽しみにしています!(///∇///) (2022年3月25日 17時) (レス) @page22 id: ca558b45f8 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - 気軽にご感想をお書き下さい (2022年2月7日 19時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2022年1月7日 0時