エピソード7 ページ9
私がほへーと眺めてると、グリムもその音に起き始め、目の前のAちゃんの姿に私と同じように驚いてきょとんとしてる。
グ「…………
…ユウ、アイツ一体何してるんだゾ?」
ユ「さ、さぁ……?」
私が首を傾げると、ベッド近くの壁からあのお化けさん達が出てきた。
…ちょうど良いから、このゴースト達に聞いてみよ〜っと。
ユ「ちょいとお化けさん達よい。
Aちゃんいつからアレやってるの?」
ゴーストB「お前さん達が起きる少し前だぞ」
そんな朝早く!?
ゴーストC「本当は何をしてるのか聞きたいんだけどさぁ……
あんな剣幕で、なんか呼び掛けにくくて……」
ん〜…まぁ〜……確かに……
「……ふぅ……
………あら、皆さん。
おはようございます」
一息ついたAちゃんが私達の視線に気づき、さっきのピリピリな表情が嘘みたいにへにゃりと溶け笑いかけた。
ユ「あ、お、おはよう……
え、えーと…Aちゃん……
なに……やってたの?」
「あぁ、これですか?
銃の撃ち方の訓練ですよ。
あ、これは本物ではなく、只のゴム銃ですよ?」
グ「訓練?」
「はい。
……本当はホルスターから素早く抜いて撃つ動作を何回もするのですが……。
私はホルスターの代わりに、異能力で作った小さな異空間を使って、そこから銃を取り出し撃つという動作を何回も繰り返していくんです。
これ、異世界旅行で出会った旅人さんから教えてもらったんです。……旅人さんの話によると、どうやら週に何回かはして腕を磨かないと、いざという時に動けないらしくて……
…まぁ、単に、やらないと私が落ち着かないだけなんですけどね」
Aちゃんは困ったように笑って頬をかく。
ユ「な〜んだ、そういう事だったのね!
にしても本当カッコ良かったよ〜!!
いつもと違うAちゃん、的な?(*’-^)」
「(いつもと違う……
…撃つ標的を
…本当ですか!
ありがとうございます!」
少し照れくさそうに彼女は笑った。
…うん。やっぱりさっきと別人に見えるわ……
そんな時、1階からエースが誰かと言い合っている声が聞こえてきた。
ユ「さて、なんか1階が騒がしいようだし、朝ごはんまだだからもう降りようか」
「そうですね!では行きましょう!」
グ「朝ごはんはツナ缶も入れろなんだゾ〜!(*>∇<)ノ」
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ネタは◯ノの旅からです!(二回目)
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布教する猫(プロフ) - すみません!すぐ訂正します! (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!m(_ _)m (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ルーい - なのすみません。エピソード13のエースが言ってるの頃で、バラは、赤でも良くね?の所は白でも良くね?の間違いではないでしょうか?間違っていたらすいません。 (2021年7月11日 10時) (レス) id: 2ce8842d2e (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます!!m(_ _)m (2021年3月21日 13時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - めちゃくちゃいつもおもしろいです^ - ^ (2021年3月21日 13時) (レス) id: 7d4fe6920f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2021年1月10日 20時