エピソード29 ページ31
結局、ケイト先輩のおだても通用せず、エースは首輪を外して貰う機会を失いましたとさ。
めでたしめでたし……┐('〜`;)┌
エ「めでたくねぇよ!!」
ユ「何で分かったの……?」
エ「顔に書いてるからだよ!」
ありゃま、こりゃ失敬(^^;)ゞ
リ「君達は何を騒いでるんだい……?
ま、ボクはハートの女王の法律・第399条『食後の紅茶は必ず角砂糖を2つ入れたレモンティーでなくてはならない』を守るために、購買に角砂糖を買いに行かなきゃならないから、これで失礼」
399条って……ハートの女王の法律どこまであるんだよ!?
「あら、飲み物まで決まっているんですか?
それは大変ですね……」
Aちゃんは心配そうな顔で驚く。
リ「大変なんかじゃないよ。
ルールを守る事は当然の事だからね」
リドル先輩は迷いなき目で言い放つ。
そして、「全く、シュガーポットに角砂糖を切らすなんて重罪だよ……(ボソッ)」と呟きながら、私達の元を去っていった。
その後、グリムやデュース、周りにいるハーツルビュル寮生の不満の声が聞こえてきた。
「………」
さっきチラリと見えた、リドル先輩のちょっと苦しそうな顔。
あの、誰かに追い詰められているような顔は見覚えがある。
あれは……
「……ユウさん?」
ふいにAちゃんの不安そうな顔が見えて、ハッと現実に引き戻される。
ユ「ッ!?
…ご、ごめん!考え事してた!」
…まぁ、考え過ぎだよね。
皆が皆そうだとは限らないし!
「……」
どうやらアレから話は進んでたみたいで、リドル先輩のユニーク魔法の話になっていた。
デュ「ユニーク……と言う事は、リドル寮長自身の魔法、ということですか?」
ト「厳密に世界で1人かはさておき……
一般的にその人しか使えない個性的な魔法の事を[ユニーク魔法]と呼ぶ。
そのうち、授業でちゃんと習うと思うぞ」
ケ「リドル君のユニーク魔法は、
[他人の魔法を一定時間封じる事が出来る魔法]…
…その名も……」
[
グ「ヒェッ!名前からもう怖ぇ〜のだ!」
「成る程……
それなら、異能力と同じようなものですね!」
エ「…さっきから気になってたんだけど、その異能力ってなんなの?」
ケ「オレ君も気になる!」
あ、そういや皆には説明してなかったな……
私も、特殊な能力以外何も聞いてないし…
「そうですねぇ……
コホン、それではご説明いたしましょう」
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布教する猫(プロフ) - すみません!すぐ訂正します! (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!m(_ _)m (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ルーい - なのすみません。エピソード13のエースが言ってるの頃で、バラは、赤でも良くね?の所は白でも良くね?の間違いではないでしょうか?間違っていたらすいません。 (2021年7月11日 10時) (レス) id: 2ce8842d2e (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます!!m(_ _)m (2021年3月21日 13時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - めちゃくちゃいつもおもしろいです^ - ^ (2021年3月21日 13時) (レス) id: 7d4fe6920f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2021年1月10日 20時